WHITE LUNG+NU SENSAE『Clown Life』&7月30日西荻窪FLAT
2011-07-31

甘えを感じさせない女性ヴォーカルを擁するカナダのパンク・バンド同士のスプリット7”レコード。
これまでに3枚の7”やCDとLPでアルバム1枚を出しているWHITE LUNGは、
初期はメンバー全員女性だったが数年前からドラマーが男性。
昨年の傑作アルバム『It's The Evil』の流れをくむ素ン晴らしい出来で、
The SMITHSの繊細さとハードコアの荒っぽさを融合させたような最高のパンク・ロックだ。
NU SENSAEはヴォーカル/ギターの女性と男性ドラマーとのデュオ。
90年代初頭までのSONIC YOUTHのパンク・ロック感覚に初期JESUS & MARY CHAINが噛みつき、
2011年に蘇生させたかのようなサウンドだ。
じゅくじゅくしてくるスピード感といい後半の盛り上がりといいこちらもゾクゾクしてくる。
共に1曲ずつという意味ではコスト・パフォーマンスが高いとは言いがたい一枚だが、
共に1曲に誠心を込めたことが伝わってくる。
本作の雰囲気がよく表れているフォト・セッションのジャケットも含めてオススメ。
★WHITE LUNG+NU SENSAE(DERANGED/NOMINAL DYI90/NOMIO19)7”+DLクーポン
PS
色々詰まって引きこもりの仕事が何日も続いたあと昨日(7月30日)西荻窪FLATに出向く。
企画名は“NEVER SURRENDER 2”で登場バンドは以下のとおり(出演順)。
ThirtyJoy/AMNESEA/えんだぶあ/GOUM/NK6/THE TOLCHOCKERS
感動したバンドありファニーで笑ったバンドありで結果が見えず全体で面白いライヴだった。
みんなバラバラないい感じの一体感もスタジオ的なno stageスペースのFLATならでは。
こういうパンク/ハードコア・ギグならどんどん行きたくなると思ったしだい。
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