なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

Curtis Knight & the SQUIRES『You Can’t Use My Name~The RSVP/PPX Sessions』(フィーチャリング・ジミ・ヘンドリックス)

Curtis Knight the SQUIRES


自身のバンドのThe JIMI HENDRIX EXPERIENCEで67年にアルバム・デビューする前に、
ジミ・ヘンドリックスが参加していたバンドの曲をまとめた14曲入りCD。
シングルの曲も含むとはいえ初登場ヴァージョンも含み、
65~66年レコーディングの音源を中心にまとめたものながら、
ジミのアルバムでお馴染みのエディ・クレイマーがミックスなどを手掛けて音質もバッチリの仕上がりだ。

Curtis Knight & the SQUIRESは
最近日本公開された映画『JIMI:栄光への軌跡』にも登場していたバンドである。
もちろんソングライティングもしているカーティス・ナイト(vo)のバンドだが、
抑えきれない表現欲求ゆえに
ジミ・ヘンドリックスは単なるバック・バンドの一員に留まっていない。

オープニング・ナンバーの「How Would You Feel」の一部のメロディが
ボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」風なことに驚くが、
後にステージでその曲をカヴァーしているジミ・ヘンドリックスがアレンジに関わった曲だという。
このCDのセッションにおけるジミはギターとバッキング・ヴォーカル担当だが、
いくつかの曲でアレンジャーとしても貢献したようである。
「No Such Animal」はジミが一人で書いた曲で、
「Station Break」はプロデューサーの一人のジェリー・サイモンとジミが共作した曲だ。

基本的にはR&Bだが、
ガレージ・ロックンロールもやっているしストレートだ。
後に創造する大宇宙な音像のサウンドは聴けないとはいえ、
しなやかなギターには既に薄っすらと妖気が漂い、
69~70年に組んだバンドのBAND OF GYPSIESのファンキーな味もチラリ。
こういうシンプルな曲で基本的にはバッキングに徹したギターをジミが弾くことは
The JIMI HENDRIX EXPERIENCE結成以降あまりないだけに、
そういう点でもフレッシュな編集盤である。


★カーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ フィーチャリング・ジミ・ヘンドリックス
『ユー・キャント・ユーズ・マイ・ネーム-RSVP/PPXセッションズ』
(ソニー・ミュージックエンタテインメント SICP 4439)CD
約50分14曲入りの初回限定デジパック仕様。
日本盤は、
オリジナル・ブックレットの英文ライナー部分を和訳して差し替えて再デザインした思しきレイアウトの
24ページのカラー・ブックレットと、
歌詞とその和訳と大鷹俊一執筆のライナーが載った28ページのブックレット封入。


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プロフィール

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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