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パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

STOOGESの映画『ギミー・デンジャー』のDVD/BD

『ギミー・デンジャー』


『トレインスポッティング』の冒頭の曲「Lust For Life」でも知られるイギー・ポップが率いた、
STOOGESの映画『ギミー・デンジャー』のDVDとBDが日本盤でもリリースされている。

映画のプレス用の資料/パンフレット用の原稿などを書かせてもらった縁で発売元から送っていただいた
Blu-Ray Disc(キング・レコード KIXF 547)の方を観てみた
(DVDの方も同内容と思われる)。


全部ひっくるめて映画として何度でも楽しめるとあらためて実感させられた。
昔の映像のところも彫りの深い画質で仕上げられ、
トークの一つ一つの声もパーカッシヴに迫ってきてスピーカーから鳴らすと劇場の音響に近い
(BDの音声はDTS-HD Master Audio[2.0ch]とリニアPCM[5.1ch]の2種類)。

キャリアが違うと言ってしまえばそれまでだが、
ジム・ジャームッシュ監督の編集センスにもあらためて舌を巻いた。
センセーショナルなネタに頼らず、
伝えたい思いをしっかり伝えるために贅肉を削ぎ落としつつユーモラスな遊び心を忍ばせている。
善人気取りをしないからこそ自虐的かつ内省的で本音もバッチリの“金言”の数々も含めて、
イギーをはじめとする原始パンク・アティテュードのヴァイブレイションが躍り続けている。

あらためて断言する。
ロック・ドキュメンタリーを超越して普遍的にグレイトな人間ドラマだ。


約108分の本編は日本語字幕と英語字幕が表示できる。
約17分映像特典(日本語字幕表示可能)の内容は以下のとおりだ。
①観客がステージ上を埋め尽したIggy and the STOOGESのライヴ(曲は「Shake Appeal」)。
②自家用機”に関するイギーのインタヴューとアニメのアウト・テイク。
③“アナーバー観光”というタイトルの泣ける映像
(他界したギタリストのロン・アシュトンの話をイギーがステージで語った後、
Iggy and the STOOGESの『Ready To Die』(2013年)に収録の
ロンに捧げた曲「The Departed」をバックにした故郷アナーバーの映像が続く)。
④一転してお馬鹿な“Noises”というタイトルが付けられた映像集
(本作用に撮られたインタヴュー中にイギーが“奇声ノイズ”を発した数々のシーンを2分強に凝縮。
ここにも日本語字幕が付いているところに日本盤制作者のパラノイアなこだわりが感じられる)。
⑤オリジナル版の予告編。
⑥日本版の予告編(永瀬正敏のナレーションもシンプルに挿入)。


むろんBuy or Die.


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プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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