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なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

espaço『First Impression』

エスパソ


ポルトガル語で“空間・宇宙”を意味するespaço(エスパソ)を名乗る、
東京拠点のジャズ・バンドが15年ぶりにリリースしたサード・アルバム。

柳原たつお(ダブル・ベース)が唯一のオリジナル・メンバーで、
石田幹雄(ピアノ)、
青木秀明(テナー/ソプラノ・サックス)、
小野寛史(ギター、ギター・シンセサイザー)、
上村計一郎(ドラムス)の5人組だ。

小野が作った1曲以外は柳原が作曲。
主旋律はやっぱりサックスやギターだが、
決して攻撃してくる音ではないとはいえ、
ダブル・ベース奏者が作った曲が大半だけにさすがパーカッシヴでナチュラルな音圧も十分だ。
しっとりまったりもしつつ快走するパートが際立ち、
ダイナミック&デリケイト&パワフル。
ジャズという言葉からイメージできるスタイルで、
フォー・ビートに留まらず多彩なリズムを絡めながらもシンプルに聴かせ、
転がっていくサウンドに胸がすく。

何しろ楽曲がいい。
ポピュラリティに富んで親しみやすく、
俗っぽくなりすぎずに程良く凛としていて品格も十二分。
ジャズのノスタルジーに陥らずに現在進行形なのは瑞々しい響きに表れている。

いい意味でジャズらしいイイ湯加減の一枚。


★espaço『First Impression』(May MRCD-1003)CD
タバコのヤニがこびりついているようなジャズ喫茶・新宿サムライのレコード棚の写真の、
厚手の二つ折り紙ジャケット仕様の約70分11曲入り。


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プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、ギター・マガジン、ヘドバンなどで執筆中。

https://twitter.com/VISIONoDISORDER
https://www.facebook.com/namekawa.kazuhiko
                                

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