なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

Lou Reed『Waiting For The Man - Live』

Lou Reed『Waiting For The Man - Live』


76年1月のLAでのライヴを収めた約58分8曲入り。
これまたルー・リード関連で最近多い“灰色リリース”かもしれないが、
FMラジオ用にレコーディングされた音源だから音質良好だ。
番組オンエア用の時間調整のためか終盤でフェイドアウトする曲も大きな問題はない。
ルーのトーキング・ヴォーカルも気合い入っていて絶好調である。

VELVET UNDERGROUND時代の有名曲「Sweet Jane」「I'm Waiting For The Man」もやっているが、
80年代以降あまりライヴで披露しなくなる曲が半数を占める。
当時リリースしてまもない『Coney Island Baby』のタイトル曲と「Kicks」に加え、
この年の秋にリリースする『Rock And Roll Heart』の「I Believe in Love」「You Wear It So Well」も
既にやっている。

ライヴ・メンバーは『Rock And Roll Heart』と同じでギタリストはルーのみだ。
レコーディングでもルーがギターをあまり弾いてない時期だが、
このCDもギターのウエイトは低め。
マイケル・フォンタラ(kbd)が音楽的なパートナーの時期でファンキーと言えるほどR&B色も強い。
サックスも目立っており、
「Kicks」の中間部のインスト・パートは熱いジャズを展開し、
他の曲も含めてルーのヴォーカルもフリー・フォームに加速している。

エレクトリック・ギターに再び目覚めた80年代以降の流れとは一味違うパフォーマンスだから
ルーの歴史の中で埋もれがちの時期だが、
間違いなく名演である。
ファン必聴。


★Lou Reed『Waiting For The Man - Live』(PLASTIC SOHO PLSOH003)CD
スリップケース付。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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