なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

NUCLEAR SPRING『Nuclear Spring』

NUCLEAR SPRING 7


目が覚める女声と素敵に暑苦しい男声のツイン・ヴォーカル体制で
ニューヨークのブルックリンを拠点にする4人編成のパンク・ロック・バンドが、
セルフ・タイトルの12"レコードに続いて放った今年3月レコーディングの4曲入りの7”EP。

またまた素晴らしい。
革命的なレコードとは言わないが、
比較の対象が見当たらない。
政治もひっくるめて人間関係がすべてみたいな歌詞にも
前のめりの響きにも甘えがない。
贅肉を削ぎ落としたサウンドに背筋が正される。
あいまいなメランコリックを突き抜ける。

“パンクはスタイルじゃなくスピリットでありアティテュード”とかいう説も否定はしないが、
評価が定まった昔のパンクにすがって「俺はまだパンクだぜ!」とアピールする底意地が見えたり、
パンクの嫌な面の“言い訳”に聞こえてしまったりもする。
誠意を感じないのだ。
世界中からどんどんどんどんグレイトなバンドが出てきているだから、
そもそも守りに入らないのであれば現在進行形のパンク・ロックを追って痺れるのが自然である。
そもそもパンク精神うんたらかんたら以前に
真摯にまっすぐ走る“ロック”の音が入ってなきゃダメなんだよ。
すべてが集約される音こそが心臓なのだから。

これぞパンク・ロック。


★NUCLEAR SPRING『Nuclear Spring』(HARDWARE/CUT THE CORD THAT/DOOMTOWN HWR-049/CTCT026/DT009)7"EP
裏ジャケットには歌詞とともに、
東欧以外のヨーロッパで24日間毎日ライヴを組んだ今年6月のツアーの日程が載っている。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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