なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

REVOCATION『Revocation』

REVOCATION.jpg


米国ボストン拠点の4人編成の“プログレッシヴ・エクストリーム・メタル・バンド”による
2年ぶりの4作目のフル・アルバム。

様々なバンドの精を吸収してきたことが伝わってくるサウンドだ。
90年代初頭までのSEPULTURA、サード以降のMORBID ANGEL(目下の最新作は除く)
DEATH、AT THE GATES、日本のDOOMなどにブラック・メタルを嚙ませたかのようである。
ただしエクストリーム・メタルにしてはハード・ロックンロールの煮汁が血管を流れており、
キャッチーなギター・ソロを挿入しつつ熱い。
さらにKING CRIMSONのような三連のリフやポリリズムを絡めてテクニカルな演奏を繰り広げ、
ベースがグルーヴィだからファンキーに聞こえるインストも面白い。

METALLICAの「Dyers Eve」のカヴァーが追加されているのだが、
これがなかなかカッコいい。
原曲のアレンジに忠実ながら『...And Justice For All』のヴァージョンの何倍もパワフルだ。
それはともかく、
アルバム全体が当時のMETALLICAの楽曲をデス/ブラック・メタル以降の感覚で展開したような趣でもある。

デス・ヴォイス寄りのスラッシュ・メタル・ヴォーカルが放つ歌詞は
エクストリーム・メタル解釈の政治的/社会的な内容で、
これまたポイントを押さえていてたのもしい。
音の具が詰まっているにもかかわらず抜けのいい音の仕上がりも高ポイント。
埋もれさせたくないアルバムだ。


★レヴォケイション『レヴォケイション』(リラプス・ジャパン YSCY-1264)CD
5つ折りのジャケットがブラケースに収まったパッケージでの約51分11曲入り。
日本仕様版は歌詞のオリジナル曲の和訳付。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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