なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

DEATH RAY VISION『We Ain't Leavin' Till You're Bleedin'』

DEATH RAY VISION


ブライアン・フェアー(vo~SHADOWS FALL)とマイク・ダントニオ(b~KILLSWITCH ENGAGE)が在籍する、
米国東部マサチューセッツ州の“メタル・ハードコア・パンク・バンド”の新作。
2011年のEP『Get Lost Or Get Dead』に続くリリースのファースト・フル・アルバムだ。

メンバー的にはブライアンとマイクがピート・コルテーゼ(g)と以前やっていたOVERCASTの再編に見えるが、
むろん別物である。
やはりSHADOWS FALLやKILLSWITCH ENGAGEを思わせる色も覗かせつつ、
あそこまでメロディックかつキャッチーでもない。
ツイン・ギター編成ながらもメタルコアというより“メタル・ハードコア・パンク”と呼びたい勢いなのだ。
曲のフックは十分。
だが音は重厚でヘヴィ。
ベースとドラムの音がでかい。
燃えたぎっとる。

ハードコア・パンク寄りとはいえ種々雑多な激しいロックの肉汁が滲み出し噴き出している。
バンドのfacebookに影響を受けたバンドとして挙げた、
CRO-MAGS、SWIZ、INTEGRITY、LEEWAY、CROWBAR、AT THE GATES、ENTOMBED、
SLAYER、SUICIDAL TENDENCIES
といった面々を見ると、
自分らの音楽性と歌詞をよくわかっていると思わされる。
そんな渋い並びのアメリカン・ブレンド・サウンドなのだ。
いわゆるクロスオーヴァーっぽいソリッドなエッジもチラリと聴かせるが、
どちらかというとハード・ロックの豪快な滋味。
80年代半ば以降のMOTORHEADやドゥーム/ストーナーのロック感と臭気も吸い込み、
なんたってロックとして素晴らしい。

歌詞もハードコア・パンク・アプローチだ。
USとUKだけでなくその他の地域のもののエッセンスもブレンドしたかのようで、
おのれを問いつつ自分らが生きている地は国ではなく地球だから視野は世界規模に及ぶ。
「Fuck Compromise」そして「Live Fast...Never Die」なのである。

12曲入りで約28分のボリュームだが、
熱くて濃くて聴き応えありありだ。
よくライヴもやっているようだし、
遊びプロジェクトではなく本気の一枚。


★DEATH RAY VISION『We Ain't Leavin' Till You're Bleedin'』(BULLET TOOTH BT032)CD


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/1129-e7771385

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (241)
JOB/WORK (294)
映画 (262)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (43)
METAL/HARDCORE (48)
PUNK/HARDCORE (420)
EXTREME METAL (129)
UNDERGROUND? (99)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (124)
FEMALE SINGER (43)
POPULAR MUSIC (27)
ROCK (83)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん