なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

DOOMRIDERS『Grand Blood』

DYMC-207.jpg


CONVERGEOLD MAN GLOOMのメンバーの中で一番プリミティヴなロック野郎の、
ネイト・ニュートン(vo、g)の個性が発揮されている4人組のヘヴィ・ロック・バンドの新作。

フル・アルバムとしては『Darkness Come Alive』に続く約4年ぶりのサードである。
アルバムごとにドラマーが違っていて現在はMAGIC CIRCLEやCLOUDSで活動してきているQ。
録音はCONVERGEのカート・バルーで
本国アメリカでのリリース元はCONVERGEのジェイコブ・バノン主宰のDEATHWISH Recordsだ。

爆走ロックンロールと言ってもいいぐらいストレートだった初期のサウンドの味や、
THIN LIZZYとJUDAS PRIESTがシンプルになったみたいなギター・ハーモニーも残しつつ、
HIGH ON FIREにも通じる“ドゥーム・カオティック・ヘヴィ・ロックンロール”に深化している。
ヴォーカルもバンカラで熱く、
一方で「Gone To Hell」における繊細な歌声も心に染みる。
曲によってはポリティカルなニュアンスを滲みませつつ、
歌詞も含めて“ハードコアなブルース”にも聞こえるアルバムだ。

日本盤はボーナス・トラック1曲追加で、
これがまたなんと
80年代前半にテキサス拠点に活動していたBIG BOYSの「Red/Green」のカヴァー。
BIG BOYSは“Oi!&ファンク&スケート”パンク/ハードコアと言えるほど多彩な音楽性だったが、
DOOMRIDERSは原曲のブルージーなテイストを際立たせている。
あまりにも渋すぎるし、
目の付けどころがタダモノじゃない。


★ドゥームライダーズ『グランド・ブラッド』(デイメア・レコーディングス DYMC-207)CD
二つ折り紙ジャケット仕様。
日本盤は上記の1曲追加で
本編の曲の歌詞の和訳付(だがデリケイトな部分があるから自分でも訳してみることを推奨)の約44分12曲入り。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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