映画“スクリーン・ビューティーズ” Vol.2 カトリーヌ・ドヌーヴ
2013-10-21

“配給:マーメイドフィルム+宣伝:VALERIA”という
これまでも各国のグレイトな映画を日本に紹介してきた強力タッグ・チームが、
来月から来年の2月にかけて“スクリーン・ビューティーズ”という企画上映を行なっている。
Vol.3まで予定されているのだが、
“女優の美しさやファッションの素晴らしさを
デジタル・リマスター版の映像でスクリーンに蘇らせる企画“だ。
Vol.1のオードリー・ヘプバーン編に続くVol.2はフランスの女優カトリーヌ・ドヌーヴ編である。
初のリバイバル上映の『暗くなるまでこの恋を』と『恋のマノン』、
2013年カンヌ映画祭デジタル・リマスター版の初の劇場公開になる『シェルブールの雨傘』、
以上3本が11月16日から全国で上映される。

★『暗くなるまでこの恋を』
1969年/カラー/123分/デジタル
監督:フランソワ・トリュフォー
共演:ジャン=ポール・ベルモンド
米国の作家ウィリアム・アイリッシュの小説『暗闇のワルツ』(1947年)を基に、
フランソワ・トリュフォーが監督・脚本を手がけたラヴ・ロマンス・サスペンス・ミステリー映画。
(c)1969 Les films du Carrosse / Les Productions Artistes Associés / Produzione Associate Delphos

★『恋のマノン』
1967年/カラー/102分/デジタル
監督:ジャン・オーレル
共演:サミー・フレイ、ジャン・クロード・ブリアリ
恋多き女を演じて場面ごとに衣装を変えるドヌーヴのファッションも見どころで、
バロック音楽のヴィヴァルディとセルジュ・ゲンズブールの曲をカップリングした音楽も使われている。
© 1968 STUDIOCANAL - Roxy Films - Panda Films

★『シェルブールの雨傘』(2013年カンヌ映画祭デジタル・リマスター版)
1964年/カラー/91分/デジタル
監督:ジャック・ドゥミ
出演:ニーノ・カステルヌオーヴォ
ドヌーヴの代表作のひとつでミュージカル映画の歴史的なマスターピースとされる作品。
今回は本年度のカンヌ国際映画祭で特別上映された最新のデジタル・リマスター版での上映である。
(C)Ciné-Tamaris
目下の最新作『愛のあしあと』(2011年)でも貫禄の演技で圧倒して健在ぶりを示したカトリーヌ・ドヌーヴだが、
60年代から揺るぎない個性を発揮していた。
当時二十代だったとは思えないほどのクールな凄味を放っている。
今回の3本でもデジタル・リマスターによる色調でドヌーヴたちの新しいbeautyが味わえて
期待を裏切らないはずである。
今回の企画とはまったく関係ない作品だが、
招待していただく試写会とは別に今月に入って映画館で2本の映画を見た。
やっぱり映画館の大きなスクリーンで適度な緊張感の中で映画を味わうひと時は最高だ。
ただ“見る”だけでは終わらない。
すべてが体験なのだ。
物語やファッションや音楽などの多様な要素含む表現の映画で人生が変わった!という人の気持ちも
よくわかってきた今日この頃、
いつまでも自分の中の世界を広げたい。
★映画“スクリーン・ビューティーズVol.2 カトリーヌ・ドヌーヴ”
『暗くなるまでこの恋を』『恋のマノン』『シェルブールの雨傘』
11月16日(土)-12月6日(金)3週間限定、
全作品デジタル・リマスター版にて新宿ピカデリー他全国ロードショー。
http://www.screenbeauties.com/
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