なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

Nik Turner『Space Gypsy』

nik-turner-space-gypsy.jpg


HAWKWINDの黄金期を支えたニック・ターナー(vo、flute、sax)のニュー・アルバム。

ソングライティングもひっくるめて
基本的にはニックを含む5人編成のバンド体制でレコーディングされている。
メンバーは以下のとおりだ。

プロデュースもしたDIE KRUPPSのユルゲン・エングラー(g、モーグ・シンセサイザー、メロトロン)。
最近のアルバムには不参加とはいえUK SUBSで長年活躍してきているニッキー・ギャラット(g)。
ニッキーと共に2006年の初来日公演時のUK SUBSの一員で
CROSS STITCHED EYESのメンバーでもあるジェイソン・ウィラー(ds)。
79年のファーストの頃のCHELSEAではGeoff Mylesの名でメンバーだったジェフ・ピッチニーニ(b)。
さらにカンタベリー・シーンの音楽家として知られるスティーヴ・ヒレッジが1曲でギターを弾き、
かつての同朋のサイモン・ハウスも1曲でヴァイオリンを弾いている。


そんな興味深すぎる面々によって作られたアルバム。
悪かろうはずがない。
96年の来日ライヴでの名演を思い出すほどだ。
HAWKWIND時代の慣性そのままの疾走感で加速し、
モーグ・シンセサイザーやメロトロンが飛びかい浮遊する。
アルバム・タイトルどおりに宇宙のジプシーの佇まいであり、
たそがれたロマンとドリーミーな叙情性の中から中近東あたりの民俗音楽のようなメロディも湧き上がる。
ハードコア以前の時代のパンク・ロックみたいな“ゆるいテクスチャー”もたまらない。

妖しいヴォーカルも健在のニック・ターナーは今年73歳。
リリースしたばかりの新作『Aftershock』も絶好調で
スタイルは違えど同じ匂いがするかつての同朋で5つ年下のMOTORHEADのレミーと共に、
いつまでも走り続けていただきたい。

一度でもニック・ターナーが好きになった方なら間違い無し!の一枚だし、
それ以外の方も飛べる快作。


★Nik Turner『Space Gypsy』(CLEOPATRA CLP 0666)CD
ぼくが買った↑のカタログ・ナンバーのCDは、
セカンドの頃のULTRAVOX!を思わせるボーナス・トラック1曲追加の約51分10曲入りで、
8ページのブックレット封入のデジパック仕様。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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