なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

ポーランド映画祭2013

ポスター


今年もポーランド映画祭が渋谷シアター・イメージフォーラムで開催される。

ちょうど1年前の昨年は連日まさに大盛況で平日でも立ち見が出る回が続出し、
土日は立ち見でもお客さんを収容しきれない回も少なくなかった。
今回も監修しているイエジー・スコリモフスキの言葉どおり、
劇場の外まで観客があふれていた。
マニアの間では垂涎の作品が多かったとはいえ、
一般的な認知度が高い作品があまりなかったにもかかわらず“こんなに人が集まるとは!”という感じで、
お客さんみんな気合いが入っていて開演直前の場内は熱気(not殺気)に包まれていた。
ぼくもたっぷりと触発された。

今年は昨年もピックアップされた映画のアンコール上映の6作品を含む計22作品。
ポーランドの映画監督の中で最も知られるアンジェイ・ワンダの作品は、
『灰とダイヤモンド』をはじめとして7本上映される。
イエジー・スコリモフスキ監督自身が主演した『不戦勝』アンジェイ・ムンク監督の『不運』(↓の画像)などの
50年代終盤から60年代前半にかけての映画が過半数を占めるが、
今回は70~80年代の作品も多くてアニメも2つ含み、
“ジャパンプレミア”として2011年の1本と2013年の2本の映画も公開。
ヴァラエティに富んで内容盛り沢山である。
大半がデジタル・リマスター版での上映という点もポイントだ。

不運

日本と違って地続きのヨーロッパ大陸の真ん中あたりに位置する国ゆえに、
第一次世界大戦の頃から少なくとも80年代いっぱいは緊張が絶えず欧州の悲劇の中心だったポーランド。
だからこそ日本映画やアメリカ映画にはない魅力がいつまでも滲み出る。
DEZERTERやEL BANDA、UTOPIABEHEMOTH、VADERなどのポーランドのバンドと同じ匂いで、
ポーランド映画もシリアスな中にユーモアとペーソスが息づき、
奥が深くていくらでも想像力がふくらんでいくのだ。

かなりお得なフリーパス(8000円)も29日(金)まで会場で販売とのこと。
ぼくもそれを手に今年も通い詰める。
そしてまた世界を広げる。


★ポーランド映画祭2013
2013年11月30日(土)-12月13日(金)2週間限定、
渋谷シアター・イメージフォーラムにて開催。
www.polandfilmfes.com


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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