なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

RUSSIAN CIRCLES『Memorial』

DYMC-209.jpg


米国シカゴを拠点にする“インスト・プログレッシヴ・ヘヴィ・ロック・トリオ”が
『Empros』以来約2年ぶりにリリースした5作目。
これまで以上のダイナミクスで音の振り幅が大きく、
今までにないフックのあるソングライティングで持っていかれるアルバムだ。

基本的には現代のプログレッシヴ・ロックと言える。
MOGWAI系の色も内包しているが、
やはりポスト・ロックと一線を画す。
耽美な轟音よりも随所で反復とアルペジオを効果的に使ってドラマチックに展開しているし、
もっとずっとメタルだ。
後期ISISが疾走したような曲あり、
KING CRIMSONの『Red』がギター1本のままIRON MAIDENと交わったような曲あり、
初期CELTIC FROSTをはじめとするデス・メタルの産声のリフを絡めた曲ありなのだ。
そんな流れの中、
たおやかな女声を溶け込ませるチェルシー・ウルフの参加でアルバム本編は優美に締める。

日本盤は前作収録曲のライヴが続くのだが、
スタジオ・テイクとほとんど変わらない音質だから違和感なく“アンコール”みたいに楽しめ、
かなりのメタリック&ヘヴィ・チューンでも余韻を残す曲だからナイス!な日本盤構成だ。


★ロシアン・サークルズ『メモリアル』(デイメア・レコーディングス DYMC-209)CD
デジパック仕様。
日本盤はライヴ1曲追加の約46分9曲入り。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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