なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

BARONESS『Live At Maida Vale – BBC』

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土臭い音でヘヴィ・ロックの進化と深化を体現し続けている、
米国南部ジョージア州サヴァンナ拠点のバンドによる12”レコード。
片面のみに4曲が入っている。

昨年7月12日にBBCラジオのオン・エア用にプレイしたライヴ・レコーディングで、
つまり活動続行も危ぶまれたツアー・バスの事故が起こる1ヶ月前のプレイでもある。
4曲とも目下の最新アルバムの快作『Yellow & Green』収録曲で、
オリジナル・ベーシストとオリジナル・ドラマーが在籍時の末期のプレイでもある。
彼らの暴れん坊の音がBARONESSでの聴けなくなったのが惜しまれる演奏で、
今後BARONESSが少なからず変化を余儀なくされることが想像できるパフォーマンスでもある。
とにかくBARONESSの一つのピークとBARONESSの新たな始まりの記録として
音盤化するのにふさわしいテイクなのだ。
パンク/ハードコア/エクストリーム・メタル以降の感性でアメリカン・ロックの伝統を受け継き、
いわゆるシスコ・サウンドのテイストも感じられるサイケデリック感覚とリリシズムがあふれ、
戦場の苛烈さとある種のロマンが同居している。

もちろんオリジナル・アルバムを買った人向けの作品なわけだが、
様々なシーンやジャンルのアートワーク画を手がけているジョン・ベイズリー(vo、b)をはじめとして、
トータル・アートに自覚的なBARONESSならではの作りだ。
ぼくが買った盤はジャケットと同じ色のレコードで、
音溝のないもう片面の方にはジャケットの“三つ首鳥”の画が描かれている。

音楽に対する情熱と誠意も含め、
やっぱりトータル・ワークで表現なのです。


★BARONESS『Live At Maida Vale – BBC』(RELAPSE RR7217)LP+DLクーポン
インナーシート封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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