なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

ETERNAL ELYSIUM(2/3)ディスク・セレクションその1

ETERNAL ELYSIUMは5タイトルのフル・アルバムをはじめとする音源を、
唯一のオリジナル・メンバーである岡崎(vo、g)のCARNUCOPIA(コーニューコピア)Recordsなどの
内外のレーベルから発表してきている。
様々な形でリリースしているバンドだが、
現在手に入りやすいものをいくつかピックアップして録音の時系列順に書いてみた。


split-w_otsB.jpg
★Split CD w/OF THE SPACISTOR(CARNUCOPIA crcd 003)CD[2003年]
名古屋中心にコンスタントなライヴ活動をしているOF THE SPACISTORとのスプリットCD。
共に3曲ずつ収録され、
当時ハードコア・パンク・バンドの無我でも叩いていた現ドラマーのアントニオ加入後の第一弾音源でもある。
ドゥーム・ロックからブギになり味わい深いギター・ソロが入る11分弱の1曲目、
BLACK FLAGのアップ・テンポの曲みたいな2曲目、
前ドラマーのトム・ハスキンソン在籍時に作られた曲で
いわゆるシスコ・サウンド風の透明感のサイケデリック・パートも光るヘヴィ・チューンの3曲目。
情熱を傾けた多彩な3曲の中で飄々と粘りつく渋いヴォーカルが悠然と響く。
録音とミックスは岡崎が自分のスタジオのスタジオ・ゼンで行なっている。


EE-SLH2011.jpg
★『Searching Low & High』(HYDRO-PHONIC HPR-247)2LP[2005年→2011年]
2003年11月に米国出身の女性のタナ(b、vo)が加入し、
現在のトリオ編成になってからの初の音源でもある4作目のフル・アルバム。
最初に日本のDIWPHALANXからCDでリリースされたが、
↑のカタログ・ナンバーのものは2曲加えてジャケットを若干変えて米国のレーベルから2011年に出した10曲入りのLP。
OBSESSED、SUNN O)))、GOATSNAKEなどを手掛けていたMathias Shneebergerによるカリフォルニア録音で、
岡崎がミックスとマスタリングを行なっている。
FU MANCHU的なストーナー疾走感とOBSESSED風のドゥーム・チューンが
ますますイイ塩梅でブレンドされてスケール・アップしたサウンドで押す。
アシッド・フォークっぽいインストも含み、
C面のすべてを使った本編のラストはグルーヴィなサイケデリック・ナンバーだ。
録音も岡崎が行なったD面は
這いつくばるウルトラ・ヘヴィ・インスト・ドゥーム・チューンのボーナス・トラック2連発。
LPはレコード盤の深みも響いてきて聴き応えありありだ。
能書き無し。
これがロックだ。
二つ折りジャケットである。


EE_WTT_EU2.jpg
★『Within The Triad』(HEADSPIN HSCD 403)CD[2009→2010年]
まず2009年にDIWPHALANXからCDでリリースされ、
翌年ジャケットを変えてオランダのレーベルからCDと12曲入りのLPでリリースされる。
↑のカタログ・ナンバーのものはその後者のCDヴァージョンの約47分8曲入りで、
DIWPHALANX盤の7曲入りCDと6曲が同じ曲だ。
前作同様にMathias Shneebergerが録音し、
岡崎が自身のスタジオで行ったミックスとマスタリングも奏功してCDは音もタイトになっている。
途中からハードコア・パンクになる1曲目、
ドゥームでありながらファンキーな息吹も感じさせる2曲目、
ドゥームでありながらQUICKSILVER MESSENGER SERVICE風の澄んだギターも聞こえてくる3曲目、
疾走する4曲目とインストの5曲目、
オリエンタル・ムードの6曲目・・・佳曲ばかりだ。
そして9分越えのラスト・ナンバーはETERNAL ELYSIUM流のドゥーム・ブルースに聞こえる。
歌詞は公表してないが意味深らしく、
これまで英語オンリーだった歌詞の一部に日本語を導入したことも特筆したい。
ジャケットどおりにメンバー3人の結束がサウンドにみなぎり、
さらに圧倒的なこれまた名盤である。
三つ折り紙ジャケット。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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