Tabata Mitsuru『Uprising』
2014-02-01

80年代後半から長年ZENI GEVAを支えてきたミュージシャンとして知られ、
ここ数年もACID MOTHERS TEMPLE関連のバンドや20 GUILDERS、
GREEN FLAMESなどで多彩な活動を展開するタバタミツルの2曲入りのソロ・レコード。
2012年の10月に録音からミックスまで自ら手掛け、
ポーランドのレーベルから昨春リリースされた独演盤である。
毎度のことながら何に似ているかなどと言えないアイデアの洪水が細胞分裂を繰り返し、
キャラと同じくクレイジーな音感と人なつこい響きでデリケイトな心のヒダを宇宙にペイントする。
いわゆるシスコ・サウンドが銀河系へと続くサウンドスケープが展開され、
キラキラと研ぎ澄まされたサイケデリックの光の粒がどこまでも落ちていきどこまでも舞い上がっていく。
A面ではSUNN O)))が腰を抜かす重低音のリフレインが中盤から続き、
B面はドラマチックな作曲(composed, not written)に持っていかれる。
レコード盤の溝を針が深々と愛でて音も鮮やか極まりない。
まさにジャケットどおりの音。
コズミックな調べがまぶしすぎてまばゆすぎて覚醒される。
シラフでも脳が飛ばされる。
取扱い要注意の高濃厚盤だから“その筋の方”は見つけたら是非。
★Tabata Mitsuru『Uprising』(FOURTH DIMENSION FDS84)7”
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