なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

GRIDLINK『Longhena』

GRIDLINK DYMC-213


元DISCORDANCE AXISの米国のジョン・チャン(vo)と
昨年末に解散を表明した京都のMORTALIZEDのマツバラ(g)が中心になった、
グラインド・コア・バンドのGRIDLINKのサード。
ドラムはファジャルドはKILL THE CLIENTNOISEAR、PHOBIAでも活躍し、
ベースのパターソンはBURNT BY THE SUNのメンバーだった人である。

電光石火のサウンドだった昨秋の来日公演が蘇るアルバムだ。
近未来的な音色のギターで“KING CRIMSON meets VOIVOD”な三連のリフも絡める、
フック十分のマツバラの作曲が光る。
小回りの効いたMORBID ANGELともいうべきビートがビートがかきまわしながら加速し、
ほとんどの曲が2分以内ながらドラマチックな構成は
JUDAS PRIESTなどの伝統的なヘヴィ・メタルも思い出すほどだ。
トラッド系プログレ風の静かなインスト・ナンバーもいいアクセントである。

ジョン・チャンの好みも反映されているのであろう、
アクション系のアニメや特撮系の戦隊ものの主題歌みたいなクライマックスの盛り上がりも何気に感じられる。
デス・ヴォイスではなくブラック・メタルに近いスクリームほぼ一筋のヴォーカルが吐く歌詞も含めて
人間関係を問う21世紀のロマンが溢れるSF映画みたいな仕上がりだ。
日本盤に追加された“インスト・ヴァージョン”になるとまさに映画音楽そのものである。
ジャケットもそれっぽいではないか。

各曲とも尾を引かないスッキリした終わり方も含めてスーパー・ドライな味わいの一枚。


★グリッドリンク『ロンゲーナ』(デイメア・レコーディングス DYMC-213)CD
三つ折り紙ジャケット仕様で、
日本盤のみ歌詞の和訳付で全曲のカラオケ・ヴァージョンを追加した計約43分28曲入り。
2月19日(水)発売。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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