なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

KAYODOT『Hubardo』

DYMC-218.jpg


ジョン・ゾーンのレーベルのTZADIKから2003年に『Choirs Of The Eye』でアルバム・デビューした、
米国東海岸拠点の“アヴァン・ヘヴィ・ロック・バンド”が昨夏リリースした約100分11曲入り。
オリジナル・フル・アルバムとしては7作目として数えられそうだが、
これは今春日本のみで発売され2枚組CD仕様のものである。
リーダーのトビー・ドライヴァー(vo、b、syn、org、p、per)と共にプロデュースしたのは、
アーシーになってからのEARTHの作品で知られるランドール・ダンだ。

音楽性が一層広がっている。
オープニングは不失者の静かなパートにデス・ヴォイスを入れた感じのトーンだが、
基本的には“白人アヴァン・ロック”でわかりやすい。
2000年代以降のNEUROSISや70年代のKING CRIMSON、
あるいはジャズ・ロックとチェンバー・ロックの間に
ブラック・メタルやテクニカル・デス・メタルが入りこんだような感じでもある。
インスト・パートの比重が高いがメロウな歌もしっかり聴かせ、
フルート、クラリネット、アルト・サックス、トランペットも挿入され、
初期から演奏してきたミア・マツミヤのヴァイオリンも入る。

いわゆるプログレの系譜ではなく、
ジョン・ゾーン周辺の流れやエクストリーム・メタルから派生したような
“新種のプログレ”として楽しめる大作。


★ケイヨ・ドット『ハバード』(デイメア・レコーディングス DYMC-218)2CD
二つ折り紙ジャケット仕様で四つ折りの歌詞カード封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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