JURASSIC JADE『帰天』
2014-09-10

女性ヴォーカルを擁して85年から活動を続ける東京拠点の“リアル・エクストリーム・メタル・バンド”、
JURASSIC JADEによる『AKATHISIA』以来の約4年ぶりの新作。
ライナーを書かせてもらいました。
紙媒体でもレヴューするつもりだし、
ライナーでアレコレ言及していることを今ここで繰り返し書くのは仁義上反するから避けるが、
2000年代以降の作品の中で最もスラッシーなサウンドということだけは言っておく。
『Gore』(89年)や『誰かが殺した日々~Never Forget Those Days』(91年)あたりを思わせる
烈火のスラッシュ・パートも目立ち、
そこにアレックス・ウェブスター(CANNIBAL CORPSE)を愛しつつも
ロバート・トゥルージロ(現METALLICA)を凌駕するグルーヴ感のジョージのベースが絡むのだ。
「恋するアトミックボーイ」というタイトルのオープニング・ナンバーと
“2014年の鉄腕アトムの祈り”に見えるアートワークで、
ピン!と来た方も自分の直感を信じて殺られてみていただきたい。
親密と思っていた人間関係もなかなか続かないもので、
長く関係が続いているバンドやミュージシャンも多くはない。
けど一般論としてお互い核が変わらなければ自然と続くものである。
メンバーと会うことは最近だと年に1回あるかないかだが、
JURASSIC JADEとはかれこれ25年近くの付き合い。
こういう関係を大切にしたい。
★JURASSIC JADE『帰天』(B.T.H. BTH-056)CD
約24分6曲入りというヴォリュームだが、
例によってエナジーも念も濃いから短く感じない。
8ページのブックレット封入。
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