なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

MAMIFFER『Statu Nascendi』

MAMIFFER DYMC-235


公私共にわたるパートナーのアーロン・ターナー(g~元ISIS、現OLD MAN GLOOM他)との
デュオ編成が数年前から基本になっている、
フェイス・コロッチャ(vo、kbd)が始めた米国のユニット
MAMIFFERのオリジナル・フル・アルバムとしては3作目に数えられる作品。

SUNN O)))やEARTHAKRON/FAMILYも手掛けたランダル・ダンとの共同プロデュースの本編は
約37分4曲入り。
ドローンも溶け込んでいながらアンビエントものというより歌ものとも言える仕上がりだ。
たおやかで清楚な佇まいはCOCTEAU TWINSの静謐な曲のようだし、
それほど重くはないしモダンながら音楽スタイル的には60年代末から70年代前半のニコの作品との接点もあり、
ほとんどピアノ弾き語りに聞こえる曲やフォーキーなヘヴィ・チューンも聴きどころである。
やや暗めながらゴス系に多い芝居がかったところがまったくなく、
オーガニックな“女性ヴォーカル・アンビエント・ミュージック”としても楽しめるアルバムだ。

日本盤はカセットで発表した2008~2011年レコーディングの3曲を収めた約29分のCDも付いている。
2曲はアーロンが関わってなく、
初期MAMIFFERを支えたアレックス・バーネットとフェイス・コロッチャのデュオによる録音。
もう一曲はそこにアーロンが加わった3人でのパフォーマンスだ。
全体的にノイズ/アンビエント・ミュージック色がやや強めで、
一曲は観客を前にしたライヴ・レコーディングならではの緊張感が味わえる。


★マミファー『スタトゥ・ナセンディ』(デイメア・レコーディングス DYMC-235)2CD
コロッチャがデザイン等を行なった12ページのブックレット封入の二つ折り紙ジャケット仕様。
日本盤は本編のCDの他に約29分3曲入りのCD付で、
本編もCDでのリリースは日本のみとのことだ。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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