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パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

BOYS ORDER『Tomorrow Dancing』

BOYS ORDER『TOMORROW DANCING


PRAMBATHと同じくベースを弾きながら歌うチヒロ・イサドラがフロントに立ち、
RADIO SHANGHAI、TEENAGE LUST、ZERO NUMBERS、THEE BOSSMENをやってきている
男性陣が2本のギターとドラムを演奏する大阪拠点のバンド。
これはCD『Play Back EP』に続く2曲入りのレコードである。

もちろんパワー・ポップのフィーリングたっぷりなのだが、
“パワフル・ポップ・パンク・ロックンロール”とでも呼びたくなるサウンドだ。
ドラムがでかいしベースもでかい。
ギターもヘヴィ・メタルとは違う強度で両脇から攻めてきて、
けっこう音がストロングで“歯応え”十分なのである。

基本的に英語で歌ってきているバンドだが、
A面の「Tomorrow Dancing」はよく耳を傾けていると日本語が聞こえてくる。
けど歌声がダンスしてハズんでいるからイイ意味で日本語に聞こえない。
PRAMBATHで歌っていた頃ほどパンク風に語尾が上がってないナチュラルな歌い方が印象的で、
よりポップにハジけているヴォーカルなのだ。
B面の「Danger! Danger!」は途中からツー・ビートで走ったりもするが、
シンセサイザーもブレンドされていてニューウェイヴちっくな風味が加速している。
アレンジ・ワークもさすがと言うほかない。

2曲でも濃い極上ポップ・レコードだ。


★BOYS ORDER『Tomorrow Dancing』(SECRET MISSION SMR-007)7”


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)、
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)、
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)<以上リットーミュージック刊>、
『メタルとパンクの相関関係』(2020年~BURRN!の奥野高久編集部員との“共著”)<シンコーミュージック刊>
を発表。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、ギター・マガジン、ヘドバンなどで執筆中。

https://twitter.com/VISIONoDISORDER
https://www.facebook.com/namekawa.kazuhiko
                                

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