なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

オリジナル・サウンドトラック『The Holy Mountain(ホーリー・マウンテン)』

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SLEEPが『Sleep’s Holy Mountain』を制作する際にインスピレーションを受けた映画でもある、
アレハンドロ・ホドロフスキー監督の『ホーリー・マウンテン』(73年)のサントラ盤。
ライナーを書かせていただきました。


このサントラは妖しく怪しい佇まいの映画本編以上に“サイケデリック分裂症”のテイストが強い。
サイケデリック・ロックのスタイルではないが、
楽曲スタイルがシャズだろうがクラシックだろうが民俗音楽だろうが現代音楽だろうが
サイケデリックな匂いが香り、
CDだけでもゆっくりと飛べる作りなのだ。
最終的な音の仕上げとフォーマットの違いが影響しているのだろうが、
『ホーリー・マウンテン』をDVDで鑑賞している時には気づかなかった個々の曲の表情も
より生々しく伝わってくる。

コルネット奏者として知られる鬼才ドン・チェリーらとホドロフスキー自身も作曲に携わっている。
ドン・チェリーと言えばジャズ畑の音楽家ということになっているが、
The POP GROUPのメンバー2人がやっていたRIP RIG + PANICやルー・リードのアルバムにも参加し、
“類は類を呼ぶ”という言葉どおりの奇才ロック人たちともつながりを持ち、
そういう面々のメランコリックな雰囲気も本作に漂っている。

映画と切り離して耳を傾けても一つのアルバムとして素晴らしい。
オススメ。


★オリジナル・サウンドトラック『ホーリー・マウンテン』(Pヴァイン PCD-1770)CD
12ページのオリジナル・ブックレットに書かれた長文英文ライナーの和訳が裏面に載った
四つ折りインナー・シート封入の約73分24曲入り。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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