なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

LED ZEPPELIN『(Ⅳ)』[deluxe edition]

LED ZEPPELIN『(Ⅳ)』[deluxe edition]


英国出身の“モンスター・ロック・バンド”LED ZEPPELINが71年11月にリリースした4作目。
ここではジミー・ペイジ(g)が緻密なリマスタリングを施したCD2枚組でのリイシュー盤を紹介する。


ディスク1は本編のリマスタリングもの。
LPの音に慣れた耳には硬めの音の仕上がりのCDに思えるが、
これはこれで一種のアップデート・ヴァージョンとして聴き惚れるしかない。
LPで持っているアルバムをCDで買い直す習性を基本的に持ち合わせてない僕みたいな貴兄にもオススメだ。

ディスク2は今回のリイシュー・シリーズの中で初めて本編の全曲が“別モノ”で収められている。
前3作のデラックス・エディション・リイシューのようなデモやラフ・ミックスの類とも違い、
ほとんどが完成形の別ミックスで、
アコースティックな「The Battle Of Evermore」と「Going To California」以外はヴォーカル入りだ。


LED ZEPPELINをまんべんなく俯瞰しようとするなら各種ベスト盤がベターかもしれないが、
LED ZEPPELINを最初に聴くオリジナル・アルバムということであれば、
やっぱり問答無用の代表作である本作が迷うことなく大スイセンということになる。
あまりブルース臭くなくモダンな方向性を示した最初の作品でもあるからLED ZEPPELINへの入口にも最適だし、
シンコー・ムックでも書かせてもらったように一番多方面に影響を及ぼしたアルバムとも言える。

仰々しいロック黙示録である「Stairway To Heaven」が、
意味深にドラマチックな曲でありながら“金儲けしようぜ!”ソングにも聞こえるのが、
LED ZEPPELINの面白さであると再認識。
音楽に何が成し得るか、
いわゆるメッセージ・ソング以上の何をロックが成し得るか、
そんな回答のヒントがこのアルバムに秘められていることも今回のリイシュー盤で再認識した。

~~~~ってなこと思いはするが、
ただひたすら全身で浴びて至福の時間に浸れ、
言い訳だらけの憂き世から解き放たれる怪物盤である。


★LED ZEPPELIN『(Ⅳ)』[deluxe edition](WARNER MUSIC 812279446)2CD
16ページのブックレット封入の三つ折り紙ジャケット仕様。
僕が買った上記のカタログ・ナンバーのCDのジャケットにはバーコード入りのステッカーが左下に貼られていた。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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