なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

小埜涼子『Alternate Flash Heads』

小埜涼子


吉田達也とSAX RUINSを2006年に結成し、
サイケ奉行のCDにもゲスト参加してきている、
名古屋拠点の音楽家による約3年ぶりのセカンド・ソロ・アルバムのCD。

小埜はアルト・サックスのみを使い、
竜巻太郎(ds)とのデュオ体制でのレコーディング。
小埜の音は自分自身で録音し、
ドラムはETERNAL ELYSIUMのオカザキが録音し、
小埜がミックスしている。

約30分99曲入りだから1曲平均約18秒という短期決戦高速キャッチー・チューンの連続だ。
もうちょい曲は長めながらジョン・ゾーンのNAKED CITYの『Torture Garden』も想起するが、
グラインドコア/ハードコア・パンクとの接点はあまりないスタイルながら加速度十分の作り。
サックスは、
ジョン・ゾーン、エヴァン・パーカー、チャーリー・パーカー、オーネット・コールマン、
ペーター・ブロッツマンが入れ代わり立ち代わりみたいにも聞こえる。

おしゃべりしているみたいなサックスも聞こえてくるし、
オーヴァーダビングしているように聞こえる箇所もあり、
工夫されていて飽きさせない。
即興もカヴァーもなく、
小野が書いて作曲した曲オンリー。
愉快痛快奇々怪々な音の曼荼羅万華鏡である。

全長30分弱のアルバムだが、
いい意味で、あっというま!に感じさせない濃密な一枚。


★小埜涼子『Alternate Flash Heads』(ALCHEMY ARCD-241)CD
シャッフル再生などの曲順を変えて聴くことも推奨するセルフ・ライナーとその英訳付。
ジャケットはYESの70年のセカンド・アルバム『Time And A Word』、
CD盤は昔のATLANTIC RecordsのLPのレーベル面を思い出すデザインになっている。
10月14日(水)発売。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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