なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

WREKMEISTER HARMONIES『Nigh Of Your Ascension』

DYMC-257.jpg


米国シカゴ出身の音楽家であるJ.R.ロビンソンが中心になったプロジェクトの4作目のアルバム。

J.R.ロビンソンがすべての作曲(composed, not written)を行なっているが、
様々なミュージシャンと共に仕上げられている。

J.R.ロビンソンと共にアレンジを担当した一人には、
MINSKTWILIGHTなどで活動してきて
BRUTAL TRUTHなどのアルバムのエンジニアとしても引っ張りだこのサンフォード・パーカーも
名を連ねている。
彼らの他に、
アレクサンダー・ハッケ(EINSTURZENDE NEUBAUTEN)、
ブルース・ラモント(YAKUZA)、
チップ・キングとリー・ビュフォード(以上、The BODY)ら
総勢20名を越える人がパフォーマンス。
アートークのデザインはデイヴィッド・ヨウ(JESUS LIZARD)だ。


32分強のアルバム・タイトル曲の1曲目は、
『The Marble Index』から『The End』までのニコのアルバムがゴス化したような整然とした趣のオープニングで、
クラシカルな調べへと情景が移り変わって賛美歌のような聖歌隊のヴォイスが入り、
後半はドラムやギター等を含むバンド演奏で男声が加わった荘厳な“ドローン・ドゥーム・ロック”で加速する。

日本盤のみの5分強の2曲目は、
インタールード的な曲で冷厳な映画音楽をイメージする金属質のアンビエント・チューンである。
1曲目のエンディングと3曲目のオープニングは色がかなり違うから、
LPと違って続けて聴くことが一般的なCDだとこのボーナス・トラックで気持のワン・クッションが空けられる。

その2曲の流れをくむようなラスト・ナンバーの17分弱の3曲目は、
プリミティヴなリズムとミニマルなリズムが絡み合うドローン・アンビエント・チューンから
まもなくドラム等の演奏による“たそがれ”のドゥーム・ロックへと突入。
様々なヴォイスも溶け合いつつほぼ反復で高まっていく。


この大所帯でのライヴも観てみたくなる、
もちろん椅子席ありのコンサート会場で。


★レックマイスター・ハーモニーズ『ナイト・オブ・ユア・アセンション』(デイメア・レコーディングス DYMC-257)CD
本編2曲で、
日本盤はアルバム全体のバランスを考慮して5分強のボーナス・トラックが中間部に追加された計約54分3曲入り。
二つ折り紙ジャケット仕様。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/1593-6f46a390

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (239)
JOB/WORK (287)
映画 (238)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (41)
METAL/HARDCORE (47)
PUNK/HARDCORE (395)
EXTREME METAL (127)
UNDERGROUND? (89)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (117)
FEMALE SINGER (41)
POPULAR MUSIC (24)
ROCK (77)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん