なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

TRANSPARENTZ × 坂田明『全面照射』

TRANSPARENTZ.png


元C.C.C.C.他の日野繭子(eletronics)、
ROVO他の山本精一(g、kaossilator、voice)、
GAUZE他のHIKO(ds)、
バンド発起人のisshee(b)によって2013年に結成されたバンドのTRANSPARENTZに、
坂田明(sax、clarinet、voice)が加勢したCD。
昨年7月12日の東京・秋葉原GOODMANでのライヴを収めた約44分1トラック入りである。

一つのバンドにこだわらずに多彩な活動を続けている5人だけに、
一人一人が我流の高速フリー・ジャズをフリーキーに繰り広げる様相のプレイ。
The POP GROUPの『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』収録曲の
「Communicate」も思い出すが、
もっと実直で流線型の音像とサウンドの波だ。
まっすぐながらもジャケット画のように音がアブストラクトに絡まり合ったパフォーマンスで、
ときたま山本と坂田がブチ込むヴォイスはクダを巻くような叫びだが、
全体としては不思議とアーティスティックにも聞こえる。

坂田は豪傑にブロウ!し、
日野と山本は凡庸なノイズ色に染めない音で包み込んで削り込んで“彩り”添え、
HIKOとissheeは、まぐわいながら転がり続ける。
みんな音を出しっぱなしではないだろうか。
“終末”に向かって加速する遠慮無きインプロヴィゼイションの宴の一枚。


★TRANSPARENTZ × 坂田明『全面照射』(HELLO FROM THE GUTTER HFTG-015)CD
ジャケット同様に津田翔平によるアートワークの四つ折りインナーシート封入のデジパック仕様。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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