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パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

sassya-『non communication』

SASSYA.jpg


激情のパンク・ロック/ポスト・ハードコアを鳴らす2012年12月結成の東京拠点のバンド、
“サッシャー”のファースト・フル・アルバム。

ギター/ヴォーカルとドラムが男性でベースが女性のトリオ編成だが、
デリケイトにささくれだった最初のギターの一音で場の空気を変え、
ベースやスネア・ドラムもよく聞こえるバランスのレコーディングに仕上がっている。

PITCHFORK~DRIVE LIKE JEHUを思い出し、
GRAVITY Records周辺のバンドも含む90年代前半の“サンディエゴ・サウンド”や
FUGAZIをはじめとする80年代後半以降のDISCHORD Recordsの作品が
わかりやすくなったみたいなサウンドだ。
SONIC YOUTHのギターやBIG BLACKのベースを要約したような音の筋が見られ、
スロー・パートは16(SIXTEEN)GREENMACHiNETHIS HEATがブレンドしたようでもある。

ギターの音はカオティックながら、
リズムや楽曲はけっこうシンプルなテクスチャーだ。
曲は緩急織り交ぜたパートで構成されているが、
どの曲も疾走パートを含み、
歌詞の簡潔さやオープニングのカウントも含めて
RAMONESから脈々と流れるパンク・ロックを感じる。

短い文節の日本語で綴られ歌詞は暗示的。
軋みのギターと共振した“蒼いヴォーカル”は模索しなから感情を吐露していく。

空漠を埋めていく序章のような未完ならではの固唾を呑んで見守るハラハラした感覚が味わえる一枚。


★sassya-『non communication』(NAC NACR-001)CD
約27分9曲入り。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)、
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)、
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)<以上リットーミュージック刊>、
『メタルとパンクの相関関係』(2020年~BURRN!の奥野高久編集部員との“共著”)<シンコーミュージック刊>
を発表。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、ギター・マガジン、ヘドバンなどで執筆中。

https://twitter.com/VISIONoDISORDER
https://www.facebook.com/namekawa.kazuhiko
                                

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