なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

V.A.『Giga Noise』

『Giga Noise』


今年5月15日に東京・秋葉原で行なわれた“GIGA NOISE”フェスティヴァルから抜粋した2枚組CD。
当日出演した日本の全25組のライヴを収めている。


収録アーティストは以下のとおり。

<Disk 1>(約70分)
01:夢咲みちる
02:緊那羅:DESILA
03:井澤翔太
04:上田英生
05:Youko Heidy
06:山本邦彦
07:崎山洋孝
08:石上和也
09:佐藤諒
10:古舘健
11:沼田順
12:纐纈淳也
13:LES BELLES NOISEUSES
14:IMAIKILL
15:CazU-23
16:Kazuma Hyakutake
17:多井智紀・千洋
18:山本雅史
19:ファミコン地獄
20:DJ-SPEEDFARMER
21:竹下勇馬×中田粥
22:ドリーム・スカム・トゥルー
23:AXONOX+野本直輝

<Disk 2>(計約50分)
01:アストロ+HairStylistics(約34分)
02:JOJO広重+電子たくあん+ドラびでお(約16分)


新鋭の独演中心のDisk 1は要所を押さえて各々3分程度に抜粋してコンパクトにまとめ、
金太郎飴みたいな作りとは一線を画して厳選した全25組の特徴が凝縮されている。
14歳の中学生から壮年~年配のノイジシャンまでが揃い、
非常階段やMERZBOW、INCAPACITANTSといった日本の大御所からの影響を感じるどころか、
彼らを超えん!とばかりの勢いでノイズを放出している。
ユーモラスなノイズ、スペーシーなノイズ、ドローン・ノイズ、クラブ系ノイズ、ポップ・ノイズなどなど、
ストロング・スタイルのハーシュ・ノイズは意外と少なく、
TURTLE ISLANDでギターを弾くCazU-23のサイケデリック・ノイズも素晴らしい。
ジャケットに記された“Future of Noise”というフレーズの意味がノイズそのもので示されていき、
“ショートカット”で何が飛び出してくるかわからない鉄砲玉みたいなスリルのCDだ。

ベテラン中心のノイジシャンの2つのセッションから成るDisk 2はロング・パフォーマンスである。
アストロ+HairStylisticsは“水と油が反目しながら混ざっていく貫禄とユーモアのノイズで、
JOJO広重+電子たくあん+ドラびでおは非常階段の別ヴァージョンのような趣でも楽しめる。


音の“かたち”が見えてくるほど良好な音質も特筆したい。
だからこそノイズの妙味も楽しめるオムニバス盤だ。


★V.A.『ギガノイズ』(アルケミー ARCD-252/253)CD
全25組の写真で彩った8ページのブックレットに加え、
どらびでお/一楽儀光(非常階段のJOJO広重とともに本作のプロデューサー)のライナーや
全25組の紹介文がん載った六つ折りインナー封入。
実際のジャケットの色は全体的にもっと濃いめです。


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コメント

ノイズ

昔横浜にクラブ24というライブハウスがあって、そこで見た非常階段とインキャパシタンツはエキサイティングでした。ここが閉店してから横浜でノイズ・アヴァンギャルド系のライブがめっきり減ってしまいました。
ドールのノイズ特集今でもたまに読み返します。
最近ノイズもの買ってないので、このCDはチェックしたいですね。

Re: ノイズ

TOMMYさん、書き込みありがとうございます。
クラブ24ありましたねー。少なくても東京はライヴ・ハウスが増える一方なのですが(けっこう前に西荻窪のWATTSは閉店しましたが)、クラブ24はいつのまにか閉店していた感じで残念です。
非常階段もインキャパシタンツもライヴ・バンドとして視覚的にもエキサイティングで、そんな感覚も味わえるCDです。一種のサンプラーCDのような作りにもなっていますね。
DOLLのノイズ特集、読み返していただいて励みになります。

クラブ24では他にダモ鈴木、灰野敬二、マニ・ノイマイヤー等見ましたが、どれも記憶に残るいいライブでしたね。
毎週のように面白そうなライブのある東京が羨ましいです。クラブ24の近くにあるドラゴン・クラブも閉店してしまったし、横浜のライブハウス事情はお寒い限りです。
唯一西横浜のエル・プエンテは頑張ってますね。

Re: タイトルなし

TOMMYさん、返信ありがとうございます。
ダモさんもマニさんもよく来日して、小さい箱でもよくライヴをしましたね。東京でもやっていました。
東京でノイズ/フリー・ミュージック系のライヴだとライヴ・ハウス以外でもよくやっていて、飛びかいまくっているSNSなどの情報をキャッチするのがベターですが、多すぎて「この人は別の機会に観ればいいかも」セレクトを迷っているうちに次々とライヴが終わっている感じになってしまってもいます、個人的には。やっぱり企画というか組合せが大切でライヴ全体で一つのショウになりますから。
横浜はFADによく行きました。大きめの箱ですが。

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Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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