なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

GUEVNNA『Heart Of Evil』

GUEVNNA『Heart Of Evil』


2011年から東京拠点に活動しているスラッジ/ストーナー/ドゥーム・ロック・バンドが、
昨年10月にリリースしたファースト・フル・アルバム。

元COFFINSのヴォーカルとツイン・ギターを含む5人編成でレコーディングを行ない、
いい意味でメジャー感もある作りで一気に聴ける。

まずパンク/ハードコア/メタル含めてラウドな音のバンドの日本制作のCDによくある
ベッタリして奥行き無しの平板な音の仕上がりに陥ることなく、
位相感のあるレコーディングの音像を特筆したい。
RELAPSE Recordsからリリースされているバンド群にも通じるダイナミックな音作りなのだ。
キャッチーとは言わないまでも全曲フック十分のソングライティングも光る。
よく練られている音だし、
臆せずギター・ソロが入る曲も練られている。

といってもむろんメイン・ストリームから外れたアウトローのヘヴィ・ロックであることは間違いない。
クサと土の匂いが香り、
ブルージーなところはEYEHATEGOD
ノリノリのところはBONGZILLAを思い出す。
滑らかなグルーヴィー・サウンドがゆっくりとドゥーミーにドライヴし、
ロックしていることが何より重要だ。
スロー~ミディアム・テンポだけでなく完全な疾走チューンもやってのける。
OBITUARYの根がロックンロールであるのと同じように
GUEVNNAも根がロックンロールと言ってもいいのではないか。

楽器の音と同じくらいのバランスでスラッジーな不良ヴォーカルも炸裂。
歌詞カードは付いてないが、
いわゆるアルバム・カヴァーのジャケットの紙の他に、
全8曲のヴィジュアル・イメージと思しき画が描かれた厚手の紙の“インナー”が8枚封入されている。

ドライなようで、
さりげなく侘び寂びが効いていて聴き応えありありの一枚。


★ゲヴンナ『ハート・オブ・イーヴィル』(3LA -LongLegsLongArms- 3LA-017)CD
約44分8曲入り。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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