なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

ホアチョ×藤掛正隆(Whacho×Fujikake)『2.6METS』

FDR2027j.jpg


ホアチョ(KILLING TIME、ウズマキマズウ、スプラトゥトラプス他)と
藤掛正隆(元ZENI GEVA~#9、現・渋さ知らズ他)による打楽器中心のCD。
横浜ストーミーマンデーにおける2014年4月のライヴ音源を
藤掛が編集とミックスを行なって仕上げた約70分7曲入りの作品である。

ホアチョはパーカッション、ULTサウンド、ウェイヴ・ドラム、toycussion、エレクトロニクス、
藤掛はドラム、リズム・ボックス、エレクトロニクスで音を鳴らす。
藤掛が力強いドラムで足腰を担い、
ホアチョが遊び心を転がしていくパートが多いとはいえ、
相性バッチリの二人だけにはっきりした役割分担がないような演奏だ。

反復リズムを基本にプリミティヴな音がポップに踊り躍り、
諧謔精神も滲み出ているが
人を食ったような滑稽演奏もひっくるめて全部もちろん真剣プレイ。
頭デッカチじゃなくパワフルな肉体演奏である。
ジャングルと宇宙と海中を行きかうようで、
ところによっては四つ打ちも挿入され、
ところによってはベーシストが参加していると錯覚するダブっぽいグルーヴ感も内包し、
ところによっては声みたいな音声も聞こえてくる。

インプロヴィゼイションというより“曲”だし、
エレクトロニクスによるものと思しき哀愁メロディなどいわゆる音階も感じられるから親しみやすい。
様々な“ビート”の彩り豊かな音色や弾力感もしっかり収めた仕上がりも特筆したいCD。


★ホアチョ×藤掛正隆『2.6METS』(FULL DESIGN FDR-2027)CD
本作の雰囲気がよく表われているホアチョ撮影の写真のジャケットが封入された薄手のプラケース仕様。
二人それぞれとユニット等をやってきているホッピー神山のライナー付。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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