なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

SHORO CLUB『from 1959』

SHORO CLUB


大友良英(エレクトリック・ギター)、
不破大輔(コントラバス、エレクトリック・ベース)、
芳垣安洋(ドラムス、パーカッション)によるバンドの
SHORO CLUB(ショロークラブ)によるライヴを収めたCD。
昨年11月に名古屋の得三でレコーディングされ、
全6曲中の4曲に山本精一(エレクトリック・ギター、ヴォーカル)が参加している。

序盤はカヴァー2連発。
まずオーネット・コールマンの代表曲「Lonely Woman」で、
加速するフリー・ジャズの中からあの有名なメロディが聞こえてきて、
KING CRIMSONのロバート・フリップが数式をかなぐり捨てたようなギターが炸裂する。
続いてはブリジット・フォンテーヌのこれまた代表曲で、
「ラジオのように」という邦題で知られる「Comme à la radio」。
16分に拡長しようがキャッチーな曲の魅力も伝えるテイクだ。

ジャム・セッション風の演奏をはさんで4曲目は
チャーリー・ヘイデンの「First Song」の静かなカヴァー。
5曲目は石川啄木の詩に不破が曲を付けた「ひこうき」だが、
山本が朴訥に歌う曲ならではのまったりトーンで、
研ぎ澄まされたギター・ソロが光る“エレクトリック・フォーク・チューン”に仕上がっている。
そして山本・作詞/大友・作曲の「SORA」を、
ニール・ヤング with CRAZY HORSEも真っ青のギンギンにやって締めるのであった。

“ショローCLUBの回春行脚2016”というタイトルのライヴならではの、
“初老”が気を吐くエネルギッシュなロック演奏もけっこう聴かせるバンド・パフォーマンス。
と同時に不破と芳垣だけでなく大友もやっぱりジャズが基本の人だと勝手に思いもしたが、
山本不参加の曲における大友のヴィオラのような音のメロディアスなギターも聴きどころだ。


★SHORO CLUB『from 1959』(地底 B71F)CD
約66分6曲入りのデジパック仕様。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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