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パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

The OUTBURN『Departure』

The OUTBURN『Departure』


愛知県拠点のストーナー・ロック系バンドのニュー・レコーディングCD。
ところによっては“1st”“デビュー作”と書かれてもいるが、
実質的には2作目とも言える。
収録曲が4曲とはいえトータル・タイム33分強のヴォリュームで、
作品全体の構成も行き届いているからアルバムと言ってもいい聴き応えありまくりだ。

ユキト・オカザキ(ETERNAL ELYSIUM、ENOUGH TO ESCAPE)が
録音とミックスとマスタリングを担当。
バンドの持ち味を素のままCDに息づかせ、
サウンドが鳴る空間を活かした仕上がりである。

いわゆるデザート・ロックからの影響を感じさせるサウンドで、
歌詞からもそういうニュアンスが滲む。
KYUSSにFU MANCHUが突っ込んだかの如くストレート&ダイレクトに迫り、
NEBULAを思わせるサイケデリック感覚も湧き上がる。
程良くルーズ&タイトでパンチの効いたアタック感の強い音が実にカッコよく、
それでいて侘び寂びも効いている。
長めの曲が過半数を占めるにもかかわらず、
緩急織り交ぜたひとつひとつの楽曲クオリティが高くて長さをまったく感じさせない。
BLACK FLAGのアップ・テンポのナンバーを思い出す曲も胸をすく。

英語をほとんど使わずに母国で歌われているが、
いい意味で日本語に聴こえないほど歌詞が音に溶け込んでいる歌い方だ。
ほこりっぽい味わいのヴォーカルは堂々たる歌唱を聴かせて歌心もバッチリ。
ストーナー・ロックが
パンク/ハードコアのフラストレイションから生まれたことが実感できる“生”の歌詞である。

何より骨っぽいところが好きだ。
聴けばライヴを観たくなるクールな大オススメ盤。


★The OUTBURN『Departure』(CORNUCOPIA CRCD-008)CD
薄手の紙ジャケット仕様の約33分4曲入り。
見開きで歌詞が載ったインサート封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、ギター・マガジン、ヘドバンなどで執筆中。

https://twitter.com/VISIONoDISORDER
https://www.facebook.com/namekawa.kazuhiko
                                

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