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パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

吉本章紘カルテット『64 Charlesgate』

吉本章紘カルテット


元ミドリの岩見継吾(b)や林頼我(ds)と深海魚というバンドをやっていて、
大西順子グループなどでも活動中である、
1980年神戸生まれの吉本章紘が率いる4人組のCD。
ジャズど真ん中と言える音楽だが、
僕でもイケる快作だ。

メンバーは、
吉本章紘 (Tenor Sax, Soprano Sax)
治田七海 (Trombone)
冨樫マコト (Bass)
林頼我 (Drums)
である。

約41分10曲入りというコンパクトな作りで楽曲も明快。
しっかり吉本が作曲した曲を演奏していて、
例外である5曲目の「Trio Inprovisation」という曲も
いい意味でインプロヴィゼイションに聞こえない。
10編の短編映画集のようであり、
10個の章で構成された愉快な哀愁の人間ドラマのようでもある。

艶やかで張りのある吉本のサックスから僕は、
クール&ファンキーなオーネット・コールマンを思い出す。
吉本は言わずもがな、
20~22才という他の3人のメンバーが出す音の響きもなかなかデリケイトかつ強靭。
音が生き生きしているし、
4人がしっかり絡まり交感もしている。

内ジャケットの写真ではKISSのTシャツを着ている女性トロンボーン奏者と吉本による、
金管楽器の掛け合いも聴きどころ。
そこに写っているバンド写真のルックスがどのジャズ・シーンにも属さない雰囲気で、
“フリー”な佇まいなのもポイント高い。
このCDの演奏が飄々と純なのも納得できるのであった。


★吉本章紘カルテット『64 Charlesgate』(地底 B102F)CD
2つ折りペーパー・スリーヴ仕様。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)、
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)、
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)<以上リットーミュージック刊>、
『メタルとパンクの相関関係』(2020年~BURRN!の奥野高久編集部員との“共著”)<シンコーミュージック刊>
を発表。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、ギター・マガジン、ヘドバンなどで執筆中。

https://twitter.com/VISIONoDISORDER
https://www.facebook.com/namekawa.kazuhiko
                                

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