なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

LENA CIRCUS+Ⅲ『Jazz Headed』

Jazz Heaed


パリを拠点に99年から活動している実験的なグループのLENA CIRCUS(レナ・サーカス)が、
3人のミュージシャンと合体して行なった2007年のライヴ録音盤。


LENA CIRCUSのメンバーは、
●ニコラ・ムーアン(g)、
●ギヨーム・アルボンヴィル(ds)、
●アントワンヌ・ルテリエ(tennor sax、g)。

そこに加わった3人は以下のとおりだ。
●サフマット・ディ・バルジョ(voice)
●スズキ・ケンタロー(double bass)
●Duende Main Noire(electric baryton sax, percussions, samples)


曲によって使われる楽器のヴァリエーションが異なり様々な表情を見せながら展開。
フリー・ジャズを解体していくみたいな流れで、
混血ゆえにロックにも聞こえるアルバムだ。
日本のバンドだとDISLOCATIONやEXIAS-Jも頭をよぎり、
79年のファースト・アルバム『Y』におけるThe POP GROUPのジャズの感覚にも接点を持つ。

スウィングするスタンダードなジャズの手数の多いリズムのビートに
異形のヴォイス、エレクトロニクス、弓で奏でるギターなどが絡み、
サックスは遠吠えする。
大半のパートは大音量ではないだけに、
ゆらぎの音の中から心象も聞こえてくる。
すき間が多いからこその緊迫感は普段の人間関係にも通じるのではないだろうか。
様々な意味でアグレッシヴなパフォーマンスである。

演奏している様子が目に見えてくる、
デリケイトかつダイナミックな立体感十分の音の仕上がりもパーフェクトな一枚だ。


★LENA CIRCUS + Ⅲ『Jazz Headed』(MIMIMI MIMIMI-006)CD
約49分7曲入り。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/348-f59e7965

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (241)
JOB/WORK (294)
映画 (262)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (43)
METAL/HARDCORE (48)
PUNK/HARDCORE (420)
EXTREME METAL (129)
UNDERGROUND? (99)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (123)
FEMALE SINGER (43)
POPULAR MUSIC (27)
ROCK (83)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん