なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

PRIMITIVES『Never Kill A Secret ep』

PRIMITIVES.jpg


ルー・リードがVELVET UNDERGROUNDの前に歌っていたバンドなどの同名バンドも存在するが、
これは女性ヴォーカルを擁した80年代半ばに結成の英国のThe PRIMITIVESの再編第一弾の4曲入り。

PRIMITIVESは3枚のアルバムやたくさんのシングル/EPを残して90年代初頭に解散。
個人的には
当時猛烈に入れ込んでいたThe SMITHSのモリッシーがお気に入りで、
彼がTシャツを着込んでいたバンドということでレコードを買い始めた。
唯一の来日公演は大江慎也+ONEが対バンだったことも思い出す。

トレイシー(vo)とポール(g)が中心となって一昨年に18年ぶりの再編を行ない、
ライヴを重ねてからレコーディングしたのが本作である。

初期RAMONESとガール・ポップのスウィート・ミックスでもあるが、
アメリカにも多いその手のバンドとは一味違って
いわゆるシューゲイザーやいわゆるネオアコとも接点をもつ。
イギリスの香りが濃厚なのだ。
気負わないがゆえにますます瑞々しくなっている2曲のオリジナル曲は言うまでもなく、
米国のポピュラー・ミュージック音楽家リー・ヘイゼルウッドの「Need All The Help I Can Get」と、
米国のトニー・バジルの66年の曲「Breakaway」のカヴァーも珠玉の出来である。

あだっぽいキャラだったトレイシーのヴォーカルも落ち着いた大人っぽさを増しつつ、
クールなガールズ・テイストが滲み出ている。
かつてのPRIMITIVESファンの期待を裏切らないし、
最近の女性ヴォーカルものの中でも稀有の甘く落ち着いた佇まいに目が覚めた。


★The PRIMITIVES『Never Kill A Secret ep』(FORTUMA POP! FPOP113)7”EP


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コメント

女性vo.ディスクガイド宜しくお願いします☆☆パンクに興味がない方でも手にとると思います。OLがDIRTやNAUSEAを聴いている想像してください(笑)

ITOさん、書き込みありがとうございます。
激しい音が苦手でも女性が歌っていると聴ける方もけっこういる感じですしね。前向きにいきます。

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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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