なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

SOURVEIN『Black Fangs』

SOURVEIN_20110801111607.jpg


90年代前半から断続的に活動を続けているカリフォルニアのスラッジ・コア・バンド。
BUZZOV*ENCHURCH OF MISERYとのスプリット盤などの細かい音源リリースが多イバンドだが、
フル・アルバムとしては8~9年ぶりで3作目に数えられるだろうか。

録音は2009~2010年。
メンバー・チェンジの時期だったのかメンバーが流動的な時期だったのか
リーダーのT・ロイ(vo、g)とベーシストは全曲参加しているが、
セカンド・ギタリストは二人、
ドラマーは三人が曲によって演奏。
だがまったく問題ない。
最初から最後まで気持ちよく胃にもたれる。

EYEHATEGOD meets SLEEP with IRON MONKEY”とも言うべき
下水から大河に広がってどくどく脈打つみたいなサウンドだ。
じりじり焼けつく豪胆なギターのリフがリードする王道スラッジ・ナンバーの連続。
しつこくて酩酊必至である。
もこもこしていながらも全パートの楽器が聞こえる音の仕上がりも功を奏し、
底無し沼の不穏なうねりが森羅万象の寝た子を起こす。

むろんスロー・チューンが中心だが、
アップ・テンポのパートも良きあんばい。
ドラマーがみなツボを心得ていて腕っ節が強いビートなのに味わい深い。
曲はシンプルだし、
とりたてて新しいスタイルをやってないのに
脳と皮膚をグラインドする音作りと微妙なリズム・センスに痺れっぱなしである。

ウルトラ・ヘヴィ・サウンドの濁流の中から湧き出てくるケダモノのヴォーカルは
ダミ声を突き抜けた生々しいシャウト。
パンクというより“デス・ブルース”なヴォーカル聞こえるし、
NEGATIVE APPROACHのジョン・ブラノンのLAUGHING HYENAS時代も思わせる。
歌詞は載ってないが、
何を歌っていようと声が本物だから震えるのだ。


★SOURVEIN『Black Fangs』(CANDLELIGHT CDL501CD)CD
44分10曲入り。
オススメ。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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