なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

COUNT VERTIGO『X-patriots』

CountVertigo.png


米国北西部オレゴン州ポートランドの“シンセ・パンク・ロック・プロジェクト”が
79年に残した唯一のシングルのリイシュー。
ICE 9(90年代結成の米国インディアナのパワー・ヴァイオレンス系バンドであるICE NINEとは別)の、
メンバーのCount Vertigo(vo、ds、ピアノ他)のプロジェクトのようだが、
これは目の覚める一枚だ。

A面の「X-patriots」はSEX PISTOLSの「No Feelings」や「Problem」あたりを思い出す曲調だが、
ギターはハード・ロックがかってないにもかかわらず骨太だし、
全体的にストレンジなエフェクト処理が成されていると思われる。
覚醒された空気感が異様で、
“愛国者/憂国の士”を意味するタイトル、
イラン革命直後でアメリカ大使館人質事件直前の様子を伝える当時の日本の新聞を引用した表ジャケット、
自決の写真にも見える裏ジャケットともフィットしている。

B面の「I’m A MUTANT」は曲名どおりの突然変異シンセ・パンク。
さらにポップに迫ってSUICIDE、いやSCREAMERS、
あとULTRAVOX!の『Ha!Ha!Ha!』やROXY MUSICの「Virginia Plain」も思い出す。
痺れるギター・ソロもたまらないし、
曲の展開はCHAOS UKの「Farmyard Boogie」をイメージするほどだ。

真正面を見据えて言葉をクールに叩きつけているみたいなヴォーカルもインパクト強い。

限定だろうが、
リスナーの需要と懐具合を考慮したプレス枚数と値段での再発だから是非。


★COUNT VERTIGO『X-patriots』(MISSISSIPPI MR-086)7”
リマスタリングされている。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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