なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

ARCTIC FLOWERS『Reveries』

arctic-flowers-reveries-lp.jpg


女性シンガーがフロントに立ち、
元SIGNAL LOST~DEATHREATのギタリストや元OBSERVERSのドラマーも擁する
米国北西部ポートランドのパンク・バンド。
7”EPの単独作とスプリット7”に続くファースト・アルバムだ。

80年代前半のUKポスト・パンク/デス・ロック/ポジティヴ・パンクっぽいところもある。
女性ヴォーカルということでSKELETAL FAMILYを思い出す…と書いてもあまり通じないだろうか。
同郷のESTRANGEDをはじめとする
初期JOY DIVISION~SOUTHERN DEATH CULT風の音の現代解釈のニュアンスも若干感じる。
だがそういった最近の流れのバンドとは明らかに一線を画す粗削りのパンク・ロックで走るし、
ハードコア・パンクのスピードの曲もけっこうやっているのだ。
斬新!とは言わないが、
ありそうでなかったサウンドである。

ハードコア以降の価値観のまま反逆を突き抜けてネクスト・ステップを見据えた歌詞も素晴らしい。
シンプルな言葉でイマジネーションを刺激する。
JOY DIVISIONがマーティン・ハネットのプロデュース無しで続けていて、
パンク・ロックのまま進んでいたら表現していたようなアプローチにも思えるのだ。

憎しみに疲れた心とからだを解き放つ一枚。


★ARCTIC FLOWERS『Reveries』(INIMICAL IR-024)LP
歌詞とメンバー写真の載ったインナー(・バッグ)封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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