なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

EMILY『Emily』

EMILY.jpg


16歳のニューヨーカーの女性シンガーソングライターがパリでレコーディングし、
72年の春にフランスだけでリリースされたアルバムのリマスタリング・リイシュー盤である。

プログレッシヴ・ロック・バンドのDYNASTIE CRISISがバックを務め、
アコースティックな楽器中心のダイナミックな演奏で好サポート。
トラッド・ミュージックの要素が強いプログレのサウンドが響く、
たおやかな“アシッド・フォーク・ロック”だ。
9分を越えるラスト・ナンバーもカッコいい。
曲作りの才覚にもうならされる。

60年代のマリアンヌ・フェイスフルを思い起こすやわらかい“ポップス・ナンバー”も披露するが、
やはりメイン・ストリームの道を外れた妖しい香りがたまらない。
ほのかに土の香りが漂うソフト・サイケデリックの空気に覆われているのだ。
幼いところも顔を覗かせる伸びやかな歌声は凛としており、
成長し切ってないがゆえのピュアな響きがまっすぐ迫ってきてヤられる。

幻の名盤と呼ばれていたのも納得の一枚。


★EMILY『Emily』(KISMET KISCD4009)CD
プラケースに収まった二つ折りジャケットの紙の薄さは寂しいが、
内容良しの約30分8曲入り。


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コメント

あんな自転車乗れません(笑)

ソフトサイケデリックに酔いしれてみます。
私的にはマリアンヌ~、デボラハリーは永遠のアイドルです (^-^)

ITOさん、書き込みありがとうございます。
この自転車を彼女が運転している光景を想像すると面白いですね。
グロウルもありですが、女性は誰でもサイケデリックなヴォーカルになると思っています。

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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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