なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

MEHKAGO N.T.『Massive Fuckin’ Headwounds』

mehkagont_massive.jpg


米国フロリダ州マイアミ拠点のハードコア・パンク・バンド。
今までEPなどで細かく音源を発表してきたが、
これはファースト・フル・アルバムと言える。

TORCHEやグラインド・コア・バンドのSHITSTORMの超絶ドラマーの
リック・スミス在籍ということでも知られていたが、
本作のメンバーのクレジットにはその名前は書かれていない。
今年解散したという情報もある。
ただこのアルバムが強力なのは確かだ。
非クリアーな録音とミックスとマスタリングにTORCHEのベーシストが関わっているのも、
彼の地のシーンのつながりがうかがえて興味深い。

中身の方は、
324のアルバム『Rebelgind』も思わせるヘヴィ・グラインディング・ハードコア・パンク。
NAPALM DEATHのデビュー・アルバム『Scum』的なクラスト感も内包するサウンドだ。
社会主義的な気風が希薄で“生きるも死ぬも自己責任”な国USAで生活をする者ならではの歌詞も強烈。
視野を広く持って様々な視点で向き合い、
「ヤツラがどーのこーの」といった特定の敵に責任を押しつけて免罪符を得ることはしない。
“感覚を研ぎ澄ませ。敵はどこにでもいるから”。
アルバム・タイトルとジャケットになぞらえれば
世界中が問題だらけで考えていったら頭の中が重症なのである。
「Crustfund Youth」という曲の歌詞も皮肉が利いていて面白い。

“俺は俺”なindividualismに貫かれた言葉の数々も含めて
これぞハードコア!な一枚。


★MEHKAGO N.T.『Massive Fuckin’ Headwounds』(TO LIVE A LIE TLAL49)LP+DLクーポン


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/575-aa8635fd

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (241)
JOB/WORK (291)
映画 (254)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (43)
METAL/HARDCORE (47)
PUNK/HARDCORE (413)
EXTREME METAL (129)
UNDERGROUND? (94)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (121)
FEMALE SINGER (42)
POPULAR MUSIC (25)
ROCK (83)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん