なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

BURRN! 2011年12月号

BURRN!.jpg


Lou Reed & METALLICAのアルバム『LULU』のリリースに際しての原稿を、
2ページ書かせてもらいました。

“ルー・リードとは何者か?”をメタル・リスナーの方に伝えるべく、
影響力やロック・シーンでのポジション、略歴などに言及しながら、
ルーがMETALLICAと今やる意義と『LULU』の音について綴りました。
ルー・リードのことが中心の原稿なので、
BURRN!誌でルーのことが書ける日が来るなんて!と感慨深いです。
メタル・ファンに対してルー・リードを説明するみたいな半ばムチャな原稿だから、
まとめるのに頭を抱えて数時間とはいえ珍しく締め切り日に遅れました。
担当編者者の方、スイマセン。
ただしものすごくやり甲斐がありました。

“これを聴かなきゃダメ!”みたいな言い方はしたくないし、
なんにせよ強制にロクなことはない。
でもいくら苦闘しようが同じように、
非メタル・ファンにメタルを、
パンク/ハードコアに縁がない人にパンク/ハードコアを、
日本のものしか聴かない人に外国のものを、
昔のものしか聴かない人に現在進行形のものを、
紹介するような意識は常に持って書き続けたい。


『LULU』に関しては書きたいことがいくらでも出てくる。
METALLICA側のレーベルとはいえ、
ルー関連のアルバムが英国ではVERTIGO Recordsからリリースされたという点でも、
『LULU』は興味深い。

ビールが美味くなるロックに対するアンテナに関してはぼくも一目を置いている
やさぐれたパンク/ハードコアも大好きな某ヘヴィ・メタル・ファンの彼は、
『LULU』を「理解不能」と言っていた。
それはそれで一つの感じ方として尊重したい。
確かに必ずしも酔っ払いながら楽しむ音楽ではないが、
万が一、今ピン!とこなくても、1週間後、1ヵ月後、半年後、1年後にトライしてみると
何か触発されるものがあると信じている。


ちなみに↑の画像のとおりにBURRN!最新号の表紙はジェイムズ・ヘットフィールドだが、
インタヴューの相手はラーズ・ウルリッヒ(ds)。
バンドの中で音楽的なキャパシティが一番広くて研究熱心思われる
METALLICA両翼の一角のスポークスマンだけに、
どのようにして作られていったかも語られているからルー・リードのファンも必読である。


ルー・リート゛メタリカ UICR-1093,4 LULU
★ルー・リード&メタリカ『LULU』(ユニバーサル・インターナショナル UICR-1093/4)2 SHM-CD
歌詞の和訳に加え、
METALLICAをずっと見てきて70年代のジャーマン・ロックも通ってきている伊藤政則執筆のライナーが、
両者の発言を盛り込みながらメタル・ファンが本作を聴くにあたってのナイスな手ほどきもしてくれる。


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コメント

読ませていただきました。読んでて2者の共通点にSMを見つけました。個人的に1番好きな「ブルーマスク」が取り上げられていました。あの盤にしかない1発ならではの緊張感とやっぱりあのツインギターが好きです。「ブルーマスク」前後のあのツインでの強烈メンツはメタルのギター人が聴いたらけっこう良い気がします。「LULU」は今、ピンと来ない派です。ルーはひょっとして、GG ALLINとか好きなんじゃないですか?

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あれれれ、今回はスルーなの? 山ちゃん…

かくさん、書き込みありがとうございます。
両者の共通点にSMというのはぼくも思って最初文中に入れたのですが、混乱するのではずしました。あと『Metal Machine Music』も“メタル”をキーワードにしているとかで話は展開できますが、この話題もまた混乱を招くのではずしました。
『The Blue Mask』はギタリストとしてのルーの分岐点でもありますからね・・・と最近別のところでロバート・クワインのことを書いたので再確認しました。あのアルバムはルーにしては最もかっちりしたアルバムの一つだし音(not演奏)にもメタル感ありますね。ルーがGG好きという想像も面白いです。
『Metallica』までのアルバムの頃のMETALLICAとやったら・・・という想像された方も、ぼくの周りにいらっしゃいますが、その頃のルーを思えば完全にかみ合わなかったかケンカになっていたかも。

VU時代のブートですが、行川さんもよくご存知な「GUITAR AMP TAPES」のあの泳ぐようなギターを乗せたらもっとカッコイイんじゃないかとか想像が膨らんで仕方ないアルバムでもあります。個人的にルーのアクション(行動)だけでも芸術なのでした。

かくさん、書き込みありがとうございます。
マニアックな視点、なるほどです。ルーのギターも当時とはかなり別な鳴りになってますしね。たしかに行動自体が表現というかartになっています。

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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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