なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

NEIGHBORHOOD BRATS『We Own The Night』

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元ORPHANSの女性シンガーを擁したサンフランシスコのパンク・ロック・バンドが、
今年発表の5曲入りのデビュー盤に続いてリリースしたレコード。

2曲入りでA面もB面も2分弱。
だが曲を詰め込めばいいってもんじゃないし長ければいいってもんじゃないことは、
イージーな作りの“お買い得盤”に何度も失敗したことがある方ならばわかると思う。
要は1曲に込めた熱情の濃度。
一曲一曲に対する責任感すら伝わってくる。
70年代の同郷のパンク・バンドであるVKTMSの曲の“リメイク”「100% White Girl」もカッコいい。

ハードコア・パンク以降のソリッドな感覚に貫かれながら
HEX DISPENSERSに通じる疾走感と切なさで心を揺さぶる現在進行形のパンク・ロック。
メジャーマイナー関係なく新旧問わず吸収してそうなセンスで微妙な飛び道具が仕掛けられている。
ちょっとツン!とした歌い口のヴォーカルも、
目を離したらどこかに飛んでいってしまいそうな勝手気ままぶりがたまらない。

歌詞カード等は無しだが、
まずは能書き無しにサウンドだけでもアピールするのがグレイトな音楽だしパンク・ロックってものだ。
頭デッカチに用は無し、とクールに突き放す。
ジャケットのパッケージも味わい深い。


★NEIGHBORHOOD BRATS『We Own The Night』(ABCESS AR003)7”


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コメント

たしかに今日のブロ文 短いけど 熱情の濃度を感じる (ただ時間の関係で短くなっただけかもだけどファンだから勝手に解釈してます 申し訳ない)
行川さんの文言は尽きることなく熱情に変わっていくのかもしれませんね
毎回2度読みするけど 行川さんの文は探すとおもしろい空間が必ずあって そこから 行川さんが感じてる そっち側を 覗ける気がするからたまらない
こんな内容の濃いブログほとんど毎日続けてることに拍手をおくりたくなる コメント書かないときも読んでるので頑張ってください ではでは

れれれさん、書き込みありがとうございます。
ブログは時間があるときに数日分まとめて書いて少しずつアップしています。文章の長短は、やっぱり歴史や資料が得られやすいバンドなどは長くなりますね。映画に関してはどうしても時間がかかるので1日以上かけることもあって、ときどき「俺、なにしてるんだろ・・・・」と思ったりもします。
「空間」なるほどなと。そういう行間みたいなところを感じてもらえるとうれしいです。興味深い視点、感謝します。

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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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