なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

UNKIND『Harhakuvat』

UNKIND『Harhakuvat』


日本にも同名のバンドが存在するが、
これはフィンランドの方のハードコア・パンク・バンドの5作目。
歌詞も含めてD-beat系~クラスト・コアの流れもくみつつ、
RELAPSE Recordsのリリースものだから“そのまま”のスタイルではない。
北欧のバンドならではの柔軟な発想で色々なものを吸収しているようだ。

渾身の多重ヴォーカルとツイン・ギターのドラマチックなハードコア・パンクということで
やはりTRAGEDYの流れを感じさせる。
ヴォーカルの掛け合いはEXTREME NOISE TERRORDEFIANCEの間を進むかのようで、
疾走感はRELAPSE Records契約以降のDISFEAR、
煽るようなSEの入れ方はCONFLICT、
大半は速い曲ながらもスロー・ヘヴィ・パートは90年代のNEUROSIS、
メロディ・ラインはJOY DIVISIONの影も頭をよぎる。
メロディック・デス・メタルや
WOLVES IN THE THRONE ROOMなどのシューゲイザー系ブラック・メタルの凍てついた空気感に覆われ、
ところによってはMOGWAIに通じる轟音美も聴かせるのであった。

インスト・パートも重視して緩急織り交ぜ、
ハードコア・パンクとしては長めの曲を展開で持っていって最後は6分半の曲で“終末”。
母国語で歌うヴォーカルも
英語とは一味“異物感”で押しまくって迫力十分だ。

常に次を見ているRELAPSE Recordsならではのリリースである。


★アンカインド『ハルハクヴァット』(リラプス・ジャパン YSCY-1227)CD
日本仕様版は歌詞の和訳付。
約38分8曲入り。


スポンサーサイト

コメント

5枚も出しているなんてビックリしました。
もうチェックしてませんでした...。


余裕があれば購入してみます(^o^)/



uk subs来日は観に行くんですか??

ITOさん、書き込みありがとうございます。
UK SUBSの来日は知らなかったです。いま調べて・・・来年の4月ですか・・・手帳に書いておきます。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/628-cb547e0b

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (241)
JOB/WORK (295)
映画 (262)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (43)
METAL/HARDCORE (48)
PUNK/HARDCORE (420)
EXTREME METAL (129)
UNDERGROUND? (99)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (124)
FEMALE SINGER (43)
POPULAR MUSIC (27)
ROCK (83)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん