なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

Lou Reed『On Stage』

Lou Reed『On Stage』


80年4月19日のテレビ・ショーでのライヴ。
これまた怪しいDVDだが、
ルー・リード関係も最近増えてきている“灰色リリース”の一つと思われる。
画質も音質もまずまず。
日本製のプレイヤーで見られる。

『Growing Up In Public』をリリースした前後のステージである。
ルーのソロ・アルバム史上唯一他の人との共作曲のみで構成したアルバムだが、
そのパートナーで『Sally Can't Dance』(74年)以来ずっとルーをサポートしてきた
マイケル・フォンファラ(kbd)と袂を分けて次のステップに進む直前のライヴだ。

むろんルーは若々しいわけだが、
シンプルなファッションとパーマの髪といったルックスは以降のルーの“原点”とも言える。
とはいえブルージーンズとムチムチした身体が妙にヘルシーだから逆にストレンジだ。
ギターはあまり弾いてない。
グラム・ロック時代のような“ダンス”とは違うが、
手持ち無沙汰気味ながらもスタンド・マイクに向かって歌うルーが取るちょっとしたアクションにも力がこもり、
一般的なルーのイメージはちょっと違って面白い。

ライヴの定番曲は「Walk On The Wild Side」だけで、
VELVET UNDERGROUND時代の曲はゼロ。
以降セットリストにあまり挙がらない『Growing Up In Public』のレアな曲が4曲で、
あとは「The Kids」と「Street Hassle」である。

ルーの歴史の中であまり顧みられないソウルフルな渋み溢れる時期だが、
まさに“80年代のルー前夜”なパフォーマンスだ。
ストレートかつ軽快にロックしている熱演だから、
ルーのファンであれば非常に興味深く見られる一枚。


★Lou Reed『On Stage』(IMMORTAL IMM 941016)DVD
4ページのブックレット封入。
約31分7曲入り。


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コメント

グレーリリースのDVDはTV多いですね(笑)。値段が割と手頃だったりするのも特徴ですね(笑)。マイクスタンドを操るルー、想像しただけで興奮します。GO。

かくさん、書き込みありがとうございます。
テレビ番組経由で権利関係がクリアーされているのかもしれません。マイクスタンドを握ってはいませんが、ほとんどギターを弾かずにそこに縛られている姿が面白いです。

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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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