なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

LIGHTNING BOLT『Oblivion Hunter』

LIGHTNING BOLT『Oblivion Hunter』


米国東海岸ロードアイランド州出身のベース+ドラム・デュオのLIGHTNING BOLTが、
今年の8月8日に地元で録音とミックスを行なった7曲入り。

バンド名どおりに百発百中感電させるレコードだ。
クラウト・ロックとプログレとサイケデリックが
ハードコア・パンクやスラッシュ/デス・メタルの加速度に飲み込まれたかの如き、
ハイパー・サウンドの嵐。
トランスと呼ぶには生々しいからクラブより“ドサ回り”が似合う汗臭さの中からロマンもあふれる。

今回も簡素なドラム・キットでの演奏と思しき手数足数猛烈なドラムと
ベースの音域の限界を突破するベース・ギターによる、
緻密でプリミティヴなリズムの反復に覚醒される。
湧き出る原始的なサイバー・ノイズでスピードアップする艶めかしい中低音のうねりの中から
中東っぽい旋律が漏れてくる虹色サウンド。
くぐもったトーンの声の呪文みたいなヴォーカルもカオスの中で哀しい歌が目立つ。
最後の長い曲はLIGHTNING BOLT流のサーフ・ロックにもジャズ・ロックにも聞こえる。

レコードならではの音像の立体感も臨場感も高揚感も五割増し。
音の筋肉や骨格の歪みもすべてレコーディングされている。
冷めた人間も冷静さを失ない聴くたびに新しい音が生まれているレコードだ。
今回も間違い無し。


★LIGHTNING BOLT『Oblivion Hunter』(LOAD 142)LP
奇怪で愛らしい画が書かれたレコード袋封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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