なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

VELVET UNDERGROUND『La Cave 1968』

VELVET UNDERGROUND『La Cave 1968』


VELVET UNDERGROUNDのタイトルどおりのライヴを収めた約77分12曲入り。
ルー・リードと主導権を争ったジョン・ケイルが68年の9月にバンドを去り、
その翌月にダグ・ユールが加入してから2日目のクリーヴランドでのステージだという。
音質はまずまず。
ルーのヴォーカルが楽器に埋もれがちのバランスで音が乱れる部分も含むが、
VELVET UNDERGROUNDの発掘音源としては何ら問題ないだろう。

セカンドまでの曲が4曲のみで、
あとはサードの『The Velvet Underground』(69年)に入れる曲などの当時の未発表曲という点にも、
バンドの勢いが表れている。
そういった曲の初期ヴァージョンの“サイケデリック・ロックンロール”の連続だ。
ダグ・ユールの演奏もベースが中心のようで、
後期の代表曲「What Goes On」もお馴染みの“鍵盤楽器ドローン”が聞こえてこないのが興味深く、
代わりに狂おしいギター・ソロが終盤で弾き出される。
「Sister Ray」の10分強の凝縮ヴァージョンも面白い。
うるさいヤツ(≒ジョン・ケイル)がいなくなってルーが伸び伸びとプレイしているように聞こえるのも、
ぼくだけではないだろう。

やるたびに違うバンドは
いわゆるオリジナル・アルバムだけでは判断できないということ。
少なくても重度のVELVET UNDERGROUNDファンなら痺れるはずだ。


★VELVET UNDERGROUND『La Cave 1968』(KEYHOLE KHCD9001)CD
写真とライナーで彩った8ページのブックレット封入。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://hardasarock.blog54.fc2.com/tb.php/914-b9370c5e

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (9)
HEAVY ROCK (241)
JOB/WORK (291)
映画 (254)
PUNK ROCK/HARDCORE (0)
METAL (43)
METAL/HARDCORE (47)
PUNK/HARDCORE (413)
EXTREME METAL (129)
UNDERGROUND? (94)
ALTERNATIVE ROCK/NEW WAVE (121)
FEMALE SINGER (42)
POPULAR MUSIC (25)
ROCK (83)
本 (9)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2Ad

Template by たけやん