なめブログ

パンク/ハードコア/ロックをはじめとする音楽のほか映画などにも触れてゆくナメの実験室

VELVET UNDERGROUND『Live At End Of Cole Ave – The First Night』

VU_20130311122031.jpg


69年の10月18日のライヴ。
これまたまた“灰色盤”と思われる
オフィシャル・ライヴ盤『1969: The Velvet Underground Live』にも収めた同会場のテイクの前日で、
昨年紹介した『Live At End Of Cole Avenue In Dallas TX, 27th October 1969』と同じ会場。
ディスク1が約57分11曲入り、
ディスク2が約42分8曲入りである。

音質は最近乱発されているVELVET UNDERGROUNDの“灰色リリース”の中でも良くない方だ。
数箇所で音が途切れる。
ヴォーカルはあまり聞こえてこない。
音も遠くから鳴っているように聞こえる。
とはいえデジタル・リマスタリングされたためか昔のブートレッグよりは楽器の音がよく聞こえる。

毎回ライヴが違うバンドだからやはり聴きどころは多い。
やかましい曲におけるギター・ソロのうなりも強力だ。
ディスク1の終盤の「I’ll Be Your Mirror」「Femme Fatale」からディスク2のすべてにあたる
ライヴ全体の後半で静かな曲やシンプルな歌ものを続けているのも興味深い。
当時のバンドの方向性を見て取れる曲の流れのセットリストなのだ。

セカンドの『White Light / White Heat』(68年)の曲を一曲もやってなくて、
『The Velvet Underground & Nico』(67年)と『The Velvet Underground』(69年)の曲が中心。
『Loaded』(70年)の曲は「I Found A Reason」のみで、
ルー・リード(vo、g)がソロになってからもライヴの定番の「Sweet Jane」や「Rock & Roll」も、
まだ楽曲が“完成途上”だったのかやってない。

ラスト・ナンバーはほぼインストの約16分以上に及ぶジャム・セッションだが、
リハーサルにも聞こえる。
「What Goes On」を途中でやったりもしているが、
ああいうギターのリフレインに無茶なドラムが絡んで曲が生まれていく過程も見えてきて色々面白い。

マニアならば確実に楽しめる“ドキュメンタリー”である。


★VELVET UNDERGROUND『Live At End Of Cole Ave – The First Night』(KEYHOLE KH2CD9003)2CD
ライナーと写真が載った8ページのブックレット封入。


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行川和彦

Author:行川和彦
                                             Hard as a Rockを座右の銘とする、
音楽文士&パンクの弁護人。

『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド 1975-2003』(2004年~監修本)
『パンク・ロック/ハードコア史』(2007年)
『パンク・ロック/ハードコアの名盤100』(2010年)
を発表<いずれもリットーミュージック刊>。

ミュージック・マガジン、レコード・コレクターズ、CDジャーナル、プレイヤー、ギター・マガジン、ベース・マガジン、クロスビート、EL ZINEなどで執筆中。
                                

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